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BLの丘
真っ赤なトマト 22
2011-05-04-Wed  CATEGORY: 真っ赤なトマト
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。


激しい孝朗の収縮に圭吾からもうめき声が漏れた気がする。
体の奥からせり上がってくるものを堪え切れなかった。孝朗の腹の上に熱い体液が迸る。
溜まっていた精子が、圭吾の動きによって耐えられなくなり爆発した。
「はぅ…はぁ…はぁ…」
現状が全く理解できない。
脳は考えることを放棄していたし、体は疲れと快感で弛緩してしまっている。
ただ分かるのは、孝朗の体内にまだ力を失っていない圭吾自身が存在していることだ。
「タカ…、すぐ、終わりにするから…、あと、ちょっとだけ…」
汗で滑る脚を抱え直され、圭吾の腰が再び律動を始めた。
「あっ、けい…っ!!うっ、あっ…っ!!」
強く打ちこまれ、奥まで突き立てられる感覚に体が痙攣しそうになる。
唇を求められ、辛い呼吸の中で舌を吸い上げられる。
首筋に顔を埋めた圭吾の怒張が一層の膨らみをもって、孝朗の後孔をひろげた。
ドクドクと脈を打つ圭吾の性器を内側の襞がしっかりと感じ取り、直後、圭吾の熱が孝朗の最奥に注がれた。
「あぅっ!!」
「クッ!!」

圭吾の体からも力が抜けていく。
孝朗がパタリとシーツの上に手を落としてしまった後、そっと持ち上げられていた脚も下ろされた。
だけど秘部はまだ繋がったままで…。
上体を倒してきた圭吾が触れるだけのくちづけを顔中に落としてくる。

二人して呼吸が整うのをしばらく待った。
先に口を開いたのは圭吾の方だった。
「タカ、さっきの話、なに?」
改めて問われて、孝朗は自分が何を口走ったのかを思い出す。告白よりももっとたちの悪い、縋るだけの言葉だったと振り返って、焦りも生まれた。
一転して”うっとうしい存在”になってしまったらどうしよう…と…。
「あ…」
「『別れたくない』って、そんなの、俺だって思ってるし。つか、別れる気なんてさらさらありませんが」
圭吾の啄ばむようなくちづけが止まらない。
明言されることは嬉しいことであって、心が浮足立ってしまいそうになる。
「タカが『怖い』って思ったのはそのこと?他に何か不安があるなら言ってよ。俺に気ぃ使うなって何度も言ってるじゃん」
幾度も繰り返された言葉をまた告げられる。
そうやって孝朗は圭吾の胸の内へと堕ちて行った。
ひどく安らげる場所へと変わってしまったから、尚更、失う時が怖いのだ。
ただ、それを言葉に出してしまっても良いものなのだろうか。返って圭吾を怒らせることになるのではないかと思ってしまう。
孝朗が黙り続けてしまうと、圭吾の瞳が曇った。
「タカ、言いたいことあるなら言って。俺、タカの性格判ってるし。こんなことでせっかく一緒になれたのにギクシャクしたくない」
孝朗だって、一緒に住む以上、変な気を使いたくはない。圭吾だから、同居しても大丈夫だと思えたから踏み切ったことだった。
もしこのままこの話を流してしまったとしても、圭吾のことだからそれすらも見逃してくれるだろう。
だけど二人の間に生まれるしこりになってしまうのは確かだ。
圭吾の気持ちをきちんと受け止めて、信じようと思うところはある。だからこそ、ここまで来た…。
「いつか…、どこかに行っちゃうんじゃないかって思ったら…怖かった…」
「はぁ?!それこそありえねーっ!!」
「だって…」
圭吾は孝朗の過去を良く知る。これまでの勤務状況がそういった感情を生みだすことも充分承知していた。
「何のために、一緒に働いて一緒に住もうって言ったと思ってんの…」
溜め息と呆れと苦笑に迎えられる。孝朗が一人で燻っていたことを馬鹿にするわけではなかったが、そんな心配は無用だと勇気づけてくれるものであった。
そしてもう一つの問題。今となって、『性に溺れて乱れるのが恥ずかしかった』とも言いづらい。
まだ何か言いたそうな孝朗の表情を読まれる。
「ん?」
顔を覗きこまれ、気恥ずかしさからそっと視線を反らす。孝朗は自分の体が再び熱を持つのを感じた。顔が火照ってくる。

「タカ?」
「あ、…いや、そうじゃなくて…。…え、と…」
口籠る孝朗の次の台詞を圭吾は大人しく待ってくれる。
なんと答えようか…。
ボキャブラリーの少ない脳内を必死で巡らせる。
「あ、の…、俺、…こういうこと、初めてだったから…。その、どうなっちゃうのかな…って…」
俄かに圭吾の眉尻が動いた気がした。同時に体内に収まったままの雄芯がぴくりと跳ねた。
「それって、感じすぎてて我を失いそうだったってこと?…本当の『怖い』はそっちかーっ」
どうして誤魔化そうとする言葉をダイレクトな台詞で切り返してくるのだろうか。
一気に頬に朱が走る。
明らかに気を良くしたと分かる圭吾がぎゅーっと孝朗の体を抱きしめてきた。
「タカ、タカァ、たかーーぁぁ」
「ぐぇっ、くるし…。離せ―、このばかぢからっっ」
こうまで求められることを単純に嬉しいと思えた。そして、これから進んでいくのだとも…。

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