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BLの丘
策略はどこまでも 44
2009-08-12-Wed  CATEGORY: 策略はどこまでも
R18でお願いします。

呆けきった那智の身体をカウンターの上から抱きあげた久志は、今度こそきちんとベッドの上に横たえた。
まだ息の整わないでいる那智を辛抱強く待っていてくれているようだった。
普段では絶対に見られない痴態を見せてしまったのだ。久志だって那智に欲望の溜まりきった分身を擦りつけていたことを振り返ってもかなり際どいところまでいっていておかしくない。
「いじめちゃったのは悪かったけどさ。那智の全部を知りたいんだよね。一応、もう知らない場所はないくらいの気持ちではいるけど」
珍しいことだったが、久志の鋭い双眼の中に不安に似たものが見え隠れしている気がした。だが今の那智にはそんなことに構っていられるような余裕はなかった。
「だ、から、って…。あんなの、やだ…っ!」
思い出しただけで身体が疼きそうになって那智は慌てて頭の中から消した。
「分かってる。もう少し慣れたらしてもらおうかと思わなかったわけでもないけど」
もちろん、ここで…とベッドを示したが、久志の口から飛び出した恐ろしい言葉に、那智の顔に朱が戻った。
「絶対やんないっ!!」
冗談じゃないっ!!と那智は心の中で繰り返した。たとえ様々な痴態を晒してきた久志の前だからと言っても、自らの行為を人前で演じるなど二度とゴメンだった。

久志は小さく、フッと笑っただけだった。
そろそろ大丈夫?と瞳で問いかけられる。
久志の指先がツツーッと那智の首筋から胸にかけて撫でるように下りて行った。すっかり感度の良くなった肌が再び粟立った。
「…っんっ!」
堪えたはずの声が漏れたことを合図にしたかのように、久志が那智の赤い唇を食んだ。
身体を苛められていた頃とは違う、ひどく温かくて優しい触れ方に、那智の怒りが飲み込まれていくようだった。
那智はこの口付けがたまらなく好きだと思っていた。全ての恐怖から守られている気にさせられる。
尖った舌先で歯列や歯茎を余すところなく撫でられ、薄く開いた那智の口腔内へと潜り込んでくる。
時々引き下がろうという久志の舌を那智が追っていった。

どちらのものかもわからない、零れ落ちた唾液を久志の舌が掬い上げた。那智の耳の中に久志の舌先が入り込むと、クチュとした卑猥な水音が響く。それは脳髄にまで染み込み興奮を煽り立てた。
ずっと弄られっぱなしだった胸の尖りが硬くなって痛いくらいで、那智は耐えられずに甘い吐息を洩らし続けた。
「あ、は…ぁぁん、やぁ、…ね、ひさ…、も…、そこばっか、弄んないで…」
「じゃあ、こっち?」
また硬度を付けた那智自身を久志の手が包み込む。
「あっ!…っ!」
一度絶頂を味わった分身はかなり敏感になっていた。触れられただけで嬉々としたように芯を持ち始める。
久志にはそれが伝わって、先端をムニッとつままれると、痛みの中にも快感があることを知らされた。
「ひゃぁぁぁっ!」

久志は胸の蕾から顔を上げると、徐に那智の両足を大きく抱え上げ広げた。そして丘の奥にある蕾へと口舌を移動させた。
思わず逃げ腰になる下半身をがっちりと固定されて逃げ場を失った。
後ろの部分を舐められる行為は何度味わっても好きになれない。気持ちいいとは思えるが恥ずかしさのほうが先にたって、早く終わりにして欲しいといつも思った。
この後のことを考えれば必要なことだと分かってはいても、自然と声は大きくなるし、久志の舌の動きをものすごく感じてしまう自分が嫌だった。

昨日も散々弄られ、さっきのバスルームの中でも刺激をもらっていただけに、久志の窄められた舌先が簡単に中に入ってくるくらい柔らかくなっている気がする。
幾度も唾液を送り込まれ、指の第二関節までがぬちゃっという音と共に挿れられた。


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余談:
この時点で那智は『ローション』なるものの存在を知りません。
ヒサに教え込まれたことのみの知識しかない子です。
どんだけ無知なんだ、こいつは…。(いや、一応女の子とのことは知ってますよ)

(↑この時点で…ってことは)将来、誰かに教えてもらうんですかね。
間違っても久志くんじゃないですよね(きっと)
使う気があったらすでに登場していると思うので…


こんな余談を書いていたら、未来のある日の会話を思いついたのでペタリ。

たぶん今日の記事の最後8、9、10(?)行あたりでつながる未来だと思います。
ちなみにヒサは那智が性生活についてとことんまで疎いことをすでに知っています。

ナチ : 「ねぇ、今度、そういうの、買ってこようよ」(←恥ずかしいのでちゃんと言えない子)
ヒサ : 「……なんで俺が使ったことのないものを那智が知ってんのかなぁ?」(何のことだかすぐに分かる人)
ナチ : 「………」(身の危険を感じた子)
ヒサ : 「………」(どう調理しようか考えてる人)

あとのことは皆さんのご想像にお任せします(←いい加減だ…)
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