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BLの丘
秋の遠足 5
2010-10-04-Mon  CATEGORY: 『想』―sou―
雅臣に「夕食は部屋食になるらしいのですが…」と伝えられて英人と那智と一葉はあからさまに嫌な顔をした。
英人「えぇ~っ?!みんなでたべたいっ」
一葉「せっかくの遠足なのに別々…???」
那智「一緒に食べなかったら美味しくないよ」
千城「なんとかしろ」(←英人には激甘)
安住「みんなで食べるのがおいしいよね」
雅臣「(速攻宴会場の手配)…はい。すぐに」

旅館側も『榛名家』に文句も言えなく、どうすべきかと悩んだ。
(個々に過ごしてもらうのが目的であって、もともと宴会場なんてない旅館である)
特別室を割り当てられていた千城たちの部屋に無理矢理食事を運ばせた。
はっきりいって並べきれていないのだが、「適当に置いておけ」という鶴の一声に、本当にこんな状態でいいのだろうか、と女将をはじめ仲居が右往左往する。
お膳に乗せられた食事が固まって部屋の中に並べられた。
千城「立食パーティーには慣れている。アルコールは切らすな」
なんだか意味が違っている気がするが、食べ物と美味しいお酒が飲めると分かれば、誰も文句も言わない。
むしろ、バイキング形式で、好きなものを好きなだけ食べられる状況をお子様は悦んだくらいだ。

英人「えび~っ」
一葉「ねぇ、そういえば飼っていたエビ、一匹少なかったけどどうしちゃったの?」
那智「この前英人君ちにいった時にエビチリがでてきたけど、まさか、それだったの?」
一葉「えー?食べちゃったの~?」
飼っていたのは伊勢海老だ。
エビチリに使われはしなかっただろうと千城は思ったが、正確な数を知らないので、数を狂わせないように飼育員に言い聞かせようと思った。
どんな理由であれ、減った分は補わせないと子供が心配に思う。
まさかこれが飼っていたもの?と疑問に思って食が進まなくなるのは問題だった。

日野「俺が弁当で持って行った時は散々にいわれたのに…(グスッ)」
ヒサ「あれはあれで上手かったって」
筋肉質な腕が日野の苦労をねぎらってくれた。
ここでなぐさめあってどうする。
神戸は日野の腕を褒められてご満悦らしい。(←誰に触れられてもいいらしい。余裕な人)
エビ一匹がいなくなったことでここまで話題が広がるとは誰も思っていない。
というか、食べることが大好きなエビを飼うことが、そもそもどうなのだろうか…。
安住「一葉たちが一生懸命育てたエビを料理に使うなんてことはないはずだよ。きっと墓地に埋められているからあとで御線香をあげに行こうね」
弁護士よ…エビに線香かよ…とほとんどの人間が思っていたが、やっぱり敏腕弁護士に口応えは出なかった。
飾りでもいい。それなりのものを用意するべきなのだと野崎は思っていた。

次々と届けられる食事を、好き勝手につまんで、美味しいお酒も飲んで、昼間の疲れもあるお子様はあっという間に夢の中だ。
それぞれの”my逞しい身体”に身を預けてスーカピーと寝息を立てた。
安住「今日はカレーも作ってくれたし、運動会も頑張ったしね」
千城「涼しくなってきた季節だというのに、いっぱい汗もかいていましたしね」
神戸「僕たちはいつも楽しませてもらっているからいいけどね」
日野「にぎやかすぎだろう、こいつら」
ヒサ「たまに会えるのが嬉しいみたいですよ」
宮原「振りまわされてばかりだけど憎めないよな」
野崎「…そうですか…」
宮原「心移りとかしないから安心してっ!!」
神戸「変なところで気を回す野崎さんだよね」
千城「それだけ惚れこんだってことだろう」
野崎「社長っ!!(////)」
宮原「美琴さんっ!!」(がしっ)
神戸「場所わきまえてよ、まだ早過ぎ」
宮原「だってそこで転がっている子供たちがいるじゃんっ!!」
ヒサ「意識があるのとないのは違うんで…」
堂々と抱きついた宮原には何かいいたいことでもありそうなヒサと日野だった。
一応拒絶したいらしい神戸だが、この男が千城と並んで曲者なのはすでに誰もが知っている。
とりあえず、大人は場所など気にせずに相手にスキンシップをはかっていく。
日野は自分が巻き込まれないようにするべきだと咄嗟に悟った。
日野「食事終わりっ!!もう寝るっ!!俺もお母さん役、疲れたしっ」(←何もしていないが…口実)
ヒサ「あぁ、もう一日が終わっちゃうんだ…。なんか淋しい気もしなくないなぁ」
神戸「何気に狙っていなくない?」
ヒサ「いやぁ、狙うんなら神戸さんでしょ」(←こいつも昔相当遊んだ口)
日野「ヒサシぃっ!!」
ヒサ「冗談ですっ!!」
宮原「この際好きな身体に好きなだけ触っておけば?」
野崎「瑛佑っ!!」
宮原「あ、美琴さんは絶対にお持ち帰りなんで。もう勝手に遊ばせないから」
神戸「そんなの、こっちだって同じだよ」
日野「すっげー、遊び人って言われた気分…(人のことを言えずに落ち込んでいる)」
千城「同じムジナだな」
何やらあれこれの過去を知っているらしい千城を、記憶のある人間が興味と脅えの目で見ていた。
少なくても野崎と神戸の過去は嫌でも知っている千城である。
その他についても調べる気なら調べるだろう。
安住は事によっては訴えてやれる武器をもって、ただ黙っていた。

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いつまで続くんだろう…このシリーズ…。
こんなの、読んでて楽しいですか~?????
反転
個人的にはヒサと日野が書きたい私なんですけど…許されないだろうなぁ… 

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コメント

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コメント | | 2010-10-04-Mon 01:18 [編集]
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コメントきえ | URL | 2010-10-04-Mon 06:52 [編集]
ら様
おはようございます。
いつもご訪問感謝です♪

>ァィ(。・Д・)ゞ楽しいです(爆) 前から思っていたんですが、安住さんって天然だったんですね。。。(いまさら?って言わないでぇ~) しっかし、子供達が寝たら大人達の会話って相変わらずですね(笑)

安住、天然というか、小さい子供に言い聞かせる親そのものですね。
いや、半分以上天然かな…。
大人たちはオブラートに包んで会話をするということを知りませんので。(特にこのメンバーの中では容赦ない)
言いたい放題ですね。
コメントありがとうございました。
Re: おもしろいです…♪
コメントきえ | URL | 2010-10-04-Mon 06:59 [編集]
え様
初めまして。ようこそいらっしゃいました~。

> すみません、楽しみにしています。
> 自分が会話下手なもので、疑似体験(?)な気分を味わわせて頂いてます。

こんなものを披露していていつか火炎瓶でも投げられないかと思っています…。
楽しみとおっしゃってくださいまして本当に嬉しいです。
今まで私が書くものは会話がどうしても少なかったのでした…。
私も会話下手…。
人数が多いので仕方なく会話集で進んでますっていう現状です。

> 結構、ぎりぎりなところでかわされているヒサあーんど日野に関するやりとりは、うずうずおかしくって(=^^=)

ギリギリですかね~。
仲の良いお友達になった設定(なんだそりゃ?)なんですけど。

> それにしても、一番怖いかな、安住さん…

根は優しいんですけどね。
危害が及ぶかも、と分かったら容赦しない人です。
戦闘モードになっちゃうんでしょう。
コメントありがとうございました。
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コメント | | 2010-10-04-Mon 08:47 [編集]
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Re: タイトルなし
コメントきえ | URL | 2010-10-04-Mon 12:07 [編集]
a様
こんにちは。

> 美味しいお酒とお料理を囲んでみんなでわいわい良いですね~!

みんなでじゃれあいたい連中なのです。
今更何故バラバラにご飯を食べなければいけないのか、疑問と不満のお子様です。

> ここまであれこれ手配させるちーちゃん頼もしくて素敵です。

単に我が儘というか…権力乱用?!

> 本当に楽しいお話でした。
> そしてなんだか微妙に怪しい雰囲気なヒサと日野っち。
> なんだかお似合いなようでこの2人が気になって仕方ありません^^;

私もずっと気になって気になって…。
日野もお友達は少なかったのでここらへんで仲良い間柄の人を一人くらい。
で、すでにupしちゃいました。
コメントありがとうございました。
コメント甲斐 | URL | 2010-10-05-Tue 00:00 [編集]
やー面白い面白い
『BLの丘』なのに♂×♂だけど
ちっとも色っぽくなくて
せいぜい仔猫のじゃれあい程度
なのになんでこんなに面白い!
なんで続きが読みたくなるんだろう!
もうこうなったら季節の行事やら行楽をぐるっと一回りするまでやめられませんね
パパもママも大変だ
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