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BLの丘
PTA総会 1
2010-07-15-Thu  CATEGORY: 『想』―sou―
「久し振りだな。こんな面子が集まるのも」
後頭部で一つに髪を結んだ50代の男、水谷が、カウンターに並んだ連中を相手に口角をあげた。
安住、千城、神戸と並んでいる。
カウンターの中で宮原が口当たりの良いものを用意している。
早々、酔わせる気はないようだ。
「日野君がいれば手伝ってもらえたかなぁ」
宮原がカウンター席に座った神戸に意味深な言葉を投げかけた。
一人では大変だ…と言いたいのだろうか。
「あまり働かせないでくれる?」
神戸の隣で千城が「おまえも充分甘やかしているよ」と薄い笑みを浮かべた。

カウンターの中、宮原の隣でなにやら甲斐甲斐しく動く野崎の姿がある。
この店にはすでに慣れているようで、また神戸と千城の好みを把握している野崎はさりげなく宮原を促していた。
千城の隣に座った安住が「たまには子供たち同士で遊ぶのもいいでしょう」と微笑んでいる。
『想―sou―』が休業日の本日(いつ、休業日なのか知りませんが…)、『動物園の絵を描くのだ』と張り切った3人(誰かって、えぇスモック着たような誰かさんたちですよ…)に、『見ないで』と言われて行き先を失ったような大人がこちらに集まった。

「日野君?出戻りはいらねぇよ。再び引き取ってやるほど経済的に余裕もないし」
嫌味まじりに水谷が笑った。
彼なりの『二度と戻ってくるな』宣言は、今の世界で幸せになれと励ましの言葉を兼ねている。

一葉が昼間の営業をするようになった『想―sou―』で働き出してから半月ほどがたった。
夜はバーとして営業する店で、安住がこだわったのは夕刻までの勤務時間だった。
まるでホストのようになる気がして、夕刻の5時以降は働かせなかった。
とはいえ、居心地の良さに、一葉が居たがって、客なのか店員なのか分からない存在になってはいる。
見守ってくれる存在があるから安住も安心する部分もあった。
タダ酒と美味しいエサにつられて那智とヒサが訪れるからより楽しいのだろう。
安住もその時間をとりあげたくない。

安住「一葉も最近生き生きしているよ。いい仕事に巡り合ったみたい」
神戸「そう言っていただけるとなんだかうれしいですね。うちも利益上がったし」
千城「そろそろ家賃払えるようになっただろう」
神戸「英人君の絵の展示料金ってことでチャラにしてよ。僕たちの間で、いまさらでしょ?」
宮原「そういう発言、繰り返しているから日野君が怪しむんじゃないの?」
水谷「一番疑っているのは宮原君だろ?」
安住「確かに、榛名さんと野崎さんは、ある意味、『夫婦』だね」
野崎「な、な、な、何を…(////)」
宮原「美琴さん、何、照れてんの?!」
野崎「いえ、べつに…」
神戸「うちは怪しむところまでいかないの。信用度高いから」
宮原「すっげー、自信…」
千城「やること、毎日やっているからだろ」
安住「でもなくなると疑惑の原因になることは確かなんだよね。離婚原因の発端にもなるし」
神戸「(興味津々)ちょっと聞いたんですけど、一葉ちゃんと寝室、別って…?!」
千城「ホントに?!(驚)」
宮原「え?なんでっ?!」
水谷「辛抱強いな…」
安住「…いえ、とくに深い意味は…。でもちょっと怖いところはあるかも」
神戸「『こわい』?」
安住「まだ『慣れない』ところもあるからね。壊してしまいそうな儚さを時々感じる…」
宮原「慣れさせるためにも…とか思わないの?」
野崎「瑛佑っ!!ちょっと失礼っ!!」
安住「ふふ。野崎さん、いいですよ。そうだね…慣れる…かぁ」(何か考えている)
神戸「ショウも、そういう意味(どういう意味?!)では経験なかったけど今では随分とやりなれたし」
千城「まさか日野のやつ、初体験?!」
神戸「男はね。え?知らなかったの?」
千城「……(この店にいるから当然…)……」(ちらりと水谷を見てしまう)
水谷「従業員に手出しするか?(ニヤリ)」
宮原「(言いたくないけど)…」
野崎「(今更蒸し返されたくない)…」

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アンケまで貼ったのに…。
ごめんなさいm(__)m 待てませんでした。
捨てがたく『お子様』と『大人様』の2本、上げようと思います。
たぶんどっちも2.3話で終わります…(疑問形)
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コメント

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No title
コメントきえ | URL | 2010-07-15-Thu 16:03 [編集]
ら様
こんにちは~♪
早速のコメありがとうございますっ1!

>(*´ェ`*)キャァ 大人達と子供達両方なんて.+゚ゎくゎく.+゚(o(。・д・。)o).+゚ぅきぅき.+゚ 遠足も読んでみたいですが。。。我儘言いません(~▽~;) アハッ

何のためにアンケをはったのか全く分からなくなりました。(好きに書けよ、オイコラって感じです)
遠足も考えてはいるんですけど…。(ちち牧場?!)
顔にみるくをあびている姿を想像するだけで、大人様が許さない気がして(耐えられないきがして)ちょっと自粛です。
ってか、こんなもので喜んでくださる方がいてかなり嬉しいです。
コメントありがとうございました。
No title
コメントmiki | URL | 2010-07-15-Thu 16:35 [編集]
やった。待ってました♪しかも、両方あるなんて嬉しいです"^_^"
新連載も楽しく読ませてもらってますが、あちらは少し大人の雰囲気ですね。コッチはほのぼのしていて、イイな~(^.^) 連載と同時で大変かと思いますが、無理しないで下さいね
管理人のみ閲覧できます
コメント | | 2010-07-15-Thu 17:28 [編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: No title
コメントきえ | URL | 2010-07-15-Thu 18:16 [編集]
miki様
こんにちは。
すごいっ。この反応の良さにビビってます。

> やった。待ってました♪しかも、両方あるなんて嬉しいです"^_^"
> 新連載も楽しく読ませてもらってますが、あちらは少し大人の雰囲気ですね。コッチはほのぼのしていて、イイな~(^.^) 連載と同時で大変かと思いますが、無理しないで下さいね

あっちはけっこうシリアスものになっているし、こっちはあどけなく…。
アンケ何のためにはったのか、もう申し訳ないくらいで…。
適当にあげる記事だと思います。
お付き合い感謝です。
コメントありがとうございました。
Re: No title
コメントきえ | URL | 2010-07-15-Thu 18:18 [編集]
s様こんにちは~

> 楽しみに待ってましたm(__)m。

待っていていただいたんですか~?
ありがとうございます~。
結局気まぐれで上げました。
たった数話になると思いますがお楽しみいただけたら嬉しいです。
コメントありがとうございました。
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