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BLの丘
一番近いもの 5
2010-07-14-Wed  CATEGORY: 一番近いもの
R18 飛び越えてR20くらいつけたいです。
性描写があります。閲覧にはご注意ください。


ある程度は想像がついていた。でもこんなのはひどすぎる…。
「ん…、ね、…もぅ、だめです…」
連れ込まれたシティホテルのツインルーム、ベッドの上では海斗の吐息が漏れ続けていた。
仰向けにされ、右手首と右足首、左手首と左足首が包帯で結ばれている。
こうやって服従を表すポーズをとらせることが松島の趣味のようだ。
そして一番縛られたくない場所…。
海斗のそり立つ中心をビビッドなピンク色のリングが2つ、根元とくびれの部分に取り付けられている。
ほど良く解された孔の中には、やはりピンク色のローターが入り込んでいて、細いコードが尻尾のように出ていた。
前立腺を刺激するだけのローターの動きは脅威に近い。
ピクピクと股間は弾けるように何もしなくても動くのに、最後の時を与えてもらえない。
イきたくて仕方がなかった…。
射精出来ずに、でも溢れてくる透明な体液が陰部も腹も汚していて、時折それを指先で掬っては海斗の頬になすりつけられた。
大希には少しくらい我慢させられても、すぐに気持ち良い時間をくれる。
それに慣れているだけに、松島の執拗な攻めは”苦痛”だった。
想像はついていたけど、まさかここまでされるとは思ってもいなかった。
ちょっとしたSMごっこはこれまでにもあったがさすがにこれだけのことは初めてだ。
土曜日に松島の誘いを断り大希と会っていたことなど、誤魔化し切れる内容でもなく、それに対する恨みのようなものが存在している。そして嘘をついたこと…。
初めてこの男を『怖い』と思った日でもある。

なによりも松島は、この状態をながめているだけなのだ…。
この体勢にされてどれくらいの時間がたっているのだろう。
「あぁ…も…」
孔から出る紐を松島が引っ張った。同時にきゅうっと孔が締まる。
「美味しそうだね。よくはまっている。本当はもっと咥えていたいんでしょ」
「も、はずして…」
全てを…。
耐えさせられる時間が長過ぎて、目には涙が浮かんでいた。
それを拭うことさえ叶わない。

せめて手さえ自由になれば、勝手にリングも外して、自慰をしているのだろう。
「『お願い』の言葉使いがなっていないよ」
労わりのあるような声音だが、告げられることは非情だった。
あまりの辛さに松島の望むとおりになってしまってもいいとすら思えてくる。
言わされた『言葉』は過去にも何度かある。

「お、ねがいします…。はずして、ください…」
「何をはずして?」
まず最初に望むものはただ一つだ。
「り、んぐ…」
「はずすだけでいいんだね?」
まだ何かを言わせたい雰囲気に羞恥心が体中を駆け抜けて行った。
手も触れられずにイったことは一度もない。
後ろだけでイける知識はあっても体験したことはなく、未知の世界に戦慄いた。
思わず黙ってしまえば松島に促される。
「『あなたのをいれてください』って言えばいいんだよ」
大希に対しても「いれて…」と強請ることくらいはあるが、この男に声を聞かせるのはなぜこんなにも羞恥にかられるのだろう。
すべてを曝け出す体勢で、ただ眺められるだけの身体に欲を強請るようで、心の中に言いようのない惨めさが浮かんだ。

「……あなた、の、いれて…くださ…」
「これ、いれっぱなしでいいね」
掠れる声にかぶさるようにゆるくコードを引かれ、更に追い打ちをかけられる。
…そんなの…っ!!
返す間を持たせてもらえなかった。
松島も痴態をながめるだけで我慢していたのだとわかる張り詰めたものが蕾に押し当てられる。
「いやぁ…っ!!」
抵抗も叶わず狭い入り口を割って入ってきた松島の肉棒に、孔の中にあった固形物はさらに奥へと押し込まれ、腸壁が悲鳴を上げる。
「あ、この振動、気持ちいい…」
ローターから伝わる振動に、松島の勃つものがさらに大きくなったようだ。
数度抜き差しをしてから、松島はリングを外してくれた。
激しい動きがなくても、耐えさせられた身体は充分、絶頂を迎える準備ができていた。
「あぁぁぁっ!!イ…くぅ…っ」
擦られた股間の中を、凄まじい勢いで体液が掛け昇っていく。
そして白濁が飛び出した…。

手足を一度解かれても、また手首だけは頭の下から抜けないように重ねられて括られた。
取り出されたローターは胸の上に転がっている。
今日の松島の攻めは本当にしつこかった。翌日を『休暇』にするだけのことはある。
なにより、この男に逆らえば職を失うような恐ろしさが渦巻いていた。
快楽に溺れる身体を否定できないのだから、より悪いのかもしれない。
完全に付け入られている。
定時で仕事を終わりにして、ホテルに入ってから何時間が経過したのだろう。
思考は混濁し、真夜中、海斗は執拗なストロークを繰り返され、とうとう気を失った。
意識を飛ばすなど、海斗にとって初めての出来事だった。

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長くなっちゃったかなぁ…
でも一話で終わらせたかったのでかなり詰めました。
久々の「愛なし(?)えちしーん」です。(いや、かたほうにはあったかも?!)

そして『ヤギ牧場』の締め切りも間もなくです。
どうでもいい方はまぁどうでもいいんですけど…。
(読み手いなくても一話くらい書いてみたい…)
余談ですがちろーっと別宅に私的な意見が貼ってあります。読みたい方だけどうぞ。
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コメント

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拘束にお道具が…
コメント甲斐 | URL | 2010-07-14-Wed 16:06 [編集]
珍しいですね、こういうえちシーン。
「愛なし(?)えちしーん」
凌辱系とか同意の上でないSとかここでは読んだ気がしないので。
そんな経験や背景を持ったキャラはいたかも知れませんが、(あのバーに集うあの人とか、あっちのバーのあの方とか)これまでにない登場人物に興味深々です。
なんだか乾ききった砂漠が浮かんできました。
Re: 拘束にお道具が…
コメントきえ | URL | 2010-07-14-Wed 16:26 [編集]
甲斐様
こんにちは。
ちょっとご一緒していたっぽいです。

> 珍しいですね、こういうえちシーン。
> 「愛なし(?)えちしーん」
> 凌辱系とか同意の上でないSとかここでは読んだ気がしないので。

私も書いた覚えはないです。
ま、たまにはこんなのもいっかーって…(海斗にちょー、怒られる…っ)

> そんな経験や背景を持ったキャラはいたかも知れませんが、(あのバーに集うあの人とか、あっちのバーのあの方とか)これまでにない登場人物に興味深々です。
> なんだか乾ききった砂漠が浮かんできました。

ありましたね~。
乾ききった性交関係。
『淋しい~』はなんだかみんなそんな連中ばっかりでしたが…。
砂漠に雨が降るようにしたいです。
コメントありがとうございました。
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