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BLの丘
大人の時間 10
2010-03-24-Wed  CATEGORY: 大人の時間
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。

一度放出をするたびに、身に纏っていた常識や理性が剥がれおちていくようだった。
汗にまみれたシャツを水谷が邪魔そうに脱いで床へと落とした。
年を重ねているとは到底思えないほどのしっかりとした筋肉のつき方は将来の理想として掲げたいくらいだ。
そして後腐れなくその場を愉しませてくれる包容力。
若い男が寄りついてくるのも分かる気がする。

水谷は再び野崎の膝裏を抱えなおすと、先程までの緩やかな抽挿とは違って、数度パンパンと叩きつけるように腰をぶつけてきた。
「あぁぁぁっ!!」
「そろそろいいか?」
何を掴んで何に縋ったら良いのか分からないでいる野崎の両腕を首筋へと引き寄せる。
今がどんな状態にあるのか、野崎はもうどうでもいいことのように思えてきていた。
されるままに抱かれ、抱き寄せられ、人肌の温もりを感じて貪欲に快楽を享受する。
これ以上もこれ以下もない単純な性欲処理。

水谷の熱い杭が引き抜かれる寸前まで一度出て行き、それを追いかける内筒の肉がある。
「み、ず…た、に…さん…」
まともな言葉を挙げられた最後の時。
後は意味も分からない嬌声ばかり。
勢いよく戻ってきた雄に翻弄され、激しくぶつかってくる衝撃に野崎は再び涙を零した。
辛いとか悲しいとかそんなことではない。
この行為に溺れた証。

強く突かれ何度も抉られ、体中が疼いて悶えていく。
「あぁぁぁぁぁっっっ!!!」
絶え間なく続く嬌声と淫靡な水音、肌の上を撫でる熱い吐息。
耳に届くもの全てが最果ての地へと誘う道しるべのようだ。
「あぁぁっ!…っっ、っあっ、あぁぁっっ!」
「美琴…」
囁かれた名前が痺れとなって背筋を駆け抜けていく。
「ああああぁぁぁぁっ、もっ…っっ!!っんっあぁぁぁっ!!」
「クッ!」
内壁が絞り上げれば、水谷の堪えていた飛沫が奥深くへと注がれる。
ガクガクと身体は弛緩し、筋肉の全てが崩壊してしまったようだ。
目の前を真っ赤なものが染めたような錯覚を見て、野崎はそのまま気を失った。
久し振りの情事は想像以上に身体に負担がかかり、しばらく休むことのなかった精神は泥沼の中で思考を停止している。
心地よい疲労感と充足感に満たされて眠りにつく姿を、水谷が安心したように見つめていた。

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コメント

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堕ちたー
コメント甲斐 | URL | 2010-03-25-Thu 00:22 [編集]
しばらく訪問できず久しぶりに4話もまとめて読ませていただきました。
そしたら手に汗握るシーンの連続で、なんだかスポーツ観戦でもしてるようでした。
ふ~っと肩の力を抜いてコメントしてます。

水谷さん、悪い大人ですよね。
よい子はこんなワルイヒトについてっちゃいけません。
大人は自己判断で・・・。

野崎さんはソッチの人だったんですか?
ワタシの印象では淡白で好き好んで男に抱かれたくはないが必要とあらば、割り切ってカラダも使うって感じかな。
水谷さんって人は、こうして夜な夜な気まぐれに喰い散らかしてきてるんでしょうね。
摘んでは投げ捨てた花の屍が累々と――なんてね。
でも、この場合ある種の療法のような気がしないでもない。
Re: 堕ちたー
コメントきえ | URL | 2010-03-25-Thu 07:19 [編集]
甲斐様
こちらにもありがとうございます。

> そしたら手に汗握るシーンの連続で、なんだかスポーツ観戦でもしてるようでした。

そんなところがありましたでしょうか…(汗)
『淋しい~』の番外はえっちだけか?!みたいな感じで成り立っています…。

> 大人は自己判断で・・・。

狙っているんでしょうね…。自己判断ができる大人を。

> 野崎さんはソッチの人だったんですか?

我が家に登場している人間なんてみーんなどっちでもいい人間なのだと思います。
喰うか喰われるか…。
サバンナか…?!

> ワタシの印象では淡白で好き好んで男に抱かれたくはないが必要とあらば、割り切ってカラダも使うって感じかな。
当たっていると思いますよ。(←やっぱりいい加減な発言?!)
もちろん誰でもいいっていうわけではないですけど。
その時々見極めているみこっちゃんだと思います。
今回は荒治療ってことで。(いや、英人をイジメたお仕置きか?!)
コメントありがとうございました。
コメントきえ | URL | 2010-03-25-Thu 07:30 [編集]
MO様
こちらにもどうもです。

>何事にも大人の余裕で対処できる水谷から見れば、完璧に仕事をこなし、私生活もがんじがらめになっている野崎を、見るに見兼ねたんでしょうか?一晩だけでも、身も心も解放させたかったのかしら?案外、お互いに良い出会いだったようですね。

水谷にとって一時的な遊びの一種だった部分もあるのでしょうが。
日々の野崎を見ていて隙がないところに危険信号でも感じたんですかね。
過去にもたぶん、こういう経験はあるんだと思います(いや、絶対にある)
どんな結果を生むかも理解している水谷だったので手を出せたのか…。
どんな状況であれ、利害の一致した『大人』のお付き合いでした。
コメントありがとうございました。
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