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BLの丘
策略はどこまでも 30
2009-07-15-Wed  CATEGORY: 策略はどこまでも
立っているのがやっとの状態の体を、泡立てたスポンジで滑るように洗われていく。
「足開いて」
優しくも冷たくも感じる低い声が那智の耳に届いたが、羞恥と驚愕でとても従えなかった。
戸惑う那智の意志など構うことなく、高柳は膝を使うと足を開かせ、徐に二つ並ぶ肉の間に指を這わせた。
「え…っ?!…や…」

突然のことに思わず腰が引けてバランスを崩しそうになる。
「おとなしくしとけって。……つかまってろよ」
そう言うと那智の両腕をとり高柳の首にかけさせた。まるでしがみつくかのようにさせてから、後孔に指を入れる。
まだ柔らかく、昨夜解された蕾には泡の滑りを借りなくてもすんなりと指が入り込んだ。たどりついた肉壁の奥を、自分が吐き出したものを搔き出すように高柳の指先が蠢く。ドロリとしたものが流れ出れば、まるで排泄行為を促されたようで恥ずかしさに身が竦んだ。

「う…んっ…っ!」
思わずきゅぅっと力が込められ、内部に留まった高柳の指を締め上げると、高柳からは困ったような声が漏れた。
「やばいって。朝からサカリたくないし、俺…」

一応、抵抗を見たらしい高柳だったが、那智の腹に触れる性器はすでに屹立している。
シャワーのお湯で流れ、出る場面を見られることなどなかったが、那智からこぼれ落ちる体液は更なる欲望の波を生み出していた。
体内から掃きだされる感触は新たな快感にもなりつつあった。

「ふ……ぁあ…」
内壁が擦られる感覚に那智がブルッと震え、零れる熱い息が高柳の耳にかかると、高柳は抑えていたはずの欲望を擦りつけるように那智に当てた。
「那智、煽るなよ」
まだすべて洗いきっていないのにと高柳は困惑の色を表したが、すでにそんなことはどうでもよくなっていた那智は、全てを委ねるように全身を高柳に預け寄りかかった。
まるでこんなのは自分自身ではないと思うのに…
後ろに肉を入れる以外の方法で人の身体を翻弄させる高柳が恨めしかった。
支えるものが頼りない自分の腕しかないこの状態で、那智は抵抗しようにも逃げる術がないことを知る。くずれおちる自分をなんとか奮い立たせ、腕に力を込めた先には高柳の逞しい体があるのみだった。

寄りかかる高柳の肌に全身を預ければ、優しく受け止められ、力をこめて抵抗したはずの内部でさえ翻弄されている。
「もぅ、や…」
昨夜の快感が思い起こされ那智からは甘ったれた声が漏れる。洗い流すその行為ですら、刺激になると知ると、早くやめてもらいたかった。
困惑を見せつつも、背の高い高柳の首にすがりつき、迫りくる快感を逃そうとしたのだが、逆効果だったようで、高柳の入り込んだ指先がグルリと回された。

「ごめん、無理」
完全にあてられたなどと思う高柳の心情などおかまいなしに、那智からは色事を含む声しか発せられず、耐えることのできなかった高柳の指先が那智の内部を蹂躙した。
「ひ…っさ…ぁ」
戸惑った那智から一際大きな声がこぼれる。

那智の体内で指の動きを止めた高柳は、きゅうっと閉じられそうになる肉体に、差し込まれていたのが指で良かったという思いさえあった。
「無理だって。那智、耐えらんないから」
言葉が言い終わるよりも早く、秘められた穴に差し込まれた指先は、那智の一番感じる場所を知ったかのように突き進んだ。
「ひっゃ…んっ…、アァぁ…っっ」
そして擦っただけで一気に引き抜かれると、淋しさすら覚えた肉壁が引きとめようと高柳の指先を締めた。

「ダメだから、那智…。やめらんない…」
逃げようとする高柳の指を知らずとも締め上げ、追ってくる新たな指先をくわえこもうと那智の後孔に力が込められると、耐えきれなかったように高柳の指の動きが止まった。
「やっぱ、優しくしてやれそうにない」
詫びるような低音が耳元に届くとともに、宛がわれた肉が那智の体内に押し込められた。
体内を抉るかのような律動が始まった。

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