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同行 6
2013-11-16-Sat  CATEGORY: 晴れ時々
 部屋に入ると、機嫌の悪そうな長流にどうしたらいいのかと思う。撮影までは良かったはずだ。
 この地に来て何か間違ったことをしてしまったのだろうか。そう思いながら一日の疲れを流すようにシャワーを浴びた。
 その最中に長流が顔を出す。
 風呂を共にするのはなにも初めてではないから、入ってきたことに別段、驚きもしなかった。
 近づく体を抱きしめては、答えを導き出した。
 喘ぎに変わる前の口は、燻りを正直に表す。
「ショウ。ここにキスマーク、ついているけど」
「はぁ?」
 長流は尚治の体に腕を回し、抱きつきながら一点を突いた。
 見えない場所に何があると言うのか。振り返って、鏡の奥を確かめてしまう。腰の、指でつつかれたところには、痕があった。
 裸になったのはスパだけだ。
 施術の中で、なにがあっただろうか。
 振り返った思い出に、痛みで目覚めたことを思う。あの時、腰が痛かった。吸いつかれていのだろうか。まるで吸血鬼だ…。
…あんのヤロー。
 過ったのは悔しさだ。眠ってしまった時に何かしたのだろう。
 気付かない自分も迂闊だったと思う。また、男に施されたのかと思うと鳥肌に襲われた。
 
 どこかに打ったわけではない…。
 丸くぽつんとした痣は、自分の意としないもので、また、自分でつけられるところではなかった。尻の谷間の真上だ。
…喰おうと思ったのだろうか…。
 ライアンの姿がすぐに浮かんでしまった。
 欲にまみれた男の姿が見えてしまう。
 長流以外の人間に体を許す気はないと改めて感じてしまう。他の男は論外だ。
 長流と何か話したのだろうに…。長流が不安を持つのは違うと思いながら、全てを委ねていると表現するのは体しか思い浮かばなかった。
 男に興味はない。惹かれることもない。
 知るのだろうに、不安を宿すのは、男の世界を知っているからか。
 ライアンと尚治を視界に入れた時、真っ先に叫んだのは長流だ。
「『お仕置き』とかする気なの?」
 こちらから言ってしまえば不貞腐れる。尖らせた唇がなんとも可愛くて、好きにしろよ、と啄ばんでしまった。
 少なからずその気はあったのだろう。

 抱くのも、抱かれるのもどちらでもいい。
 気持ちいいことを長流は施してくれる。…エステやマッサージとは違って…。

「縛ってやろうか?」
「それは勘弁…」
 ニッと笑った顔に反論を示せば、本気ではないことが伺える。
でも、燻る何かはあるのだろう。
「抱きたい?」
 そう聞いたら、こちらは素直に頷いた。
 自分の下にいることは、安心なのだろうか。
「ショウの全部を見る…」

 今更、隠すものなんてない。全てに同行し、満たすもの。一緒にいると教えたい。

 黙って体を開く、仕草が見えれば、満足の吐息が聞こえた。

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