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BLの丘
木漏れ日 53
2013-09-14-Sat  CATEGORY: 木漏れ日
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。


瀬見はしばらく鳥海の首筋に顔をうずめたままでいたが、呼吸を整えると鳥海を覗きこんで視線を合わせた。
どことなく照れているように見えるのは気のせいだろうか。
チュッとくちづけてはすぐに離れて、ベッド脇にあるサイドボードまで手を伸ばして、ティッシュボックスと…、引き出しを開けては何かを取り出そうと動いていた。
鳥海は一瞬その動きに視線を向けたのだが、寝転がったままで目の前に広がる…、胸元まで飛び散った白濁に気を取られると、人差し指でひとすくいして自分の口に入れてみた。
途端に、「鳥海っ?!」と驚嘆の声が聞こえる。
瀬見が鳥海の手首を掴んで口から引っこ抜いたが、纏いつけたものはすでに存在していなかった。
鳥海は口の中に広がる青臭い味、苦くてべっとりとした食感に眉をひそめながらも、唾液を絡ませて飲み込んだ。
頭上で額に手を当てた瀬見が、盛大なため息を落とした。
「鳥海、…なんてことを…」
まるで叱られているようで、思わず狼狽してしまう。
「だ、だって…、瀬見さんだってしてたじゃん…」
瀬見が見せつけるように舐めて見せたことを思い出せば、自分はこっそりとつまみ食いしてしまった程度だろうと思うのに、瀬見には決してそうではないようだ。
だが、怒っているというよりも、確実に照れている雰囲気で、手早くティッシュで鳥海の体を拭き取り綺麗にすると、立ち上がって、「水、持ってくる」とそのまま出て行ってしまった。
今の今、果てたはずなのに、しっかりと勃ちあがったその場所を隠すこともなく…。

ミネラルウォーターのペットボトルを手にして戻ってきては、また鳥海の上に跨って、鳥海の半身を起こした。
「ゆすぎたかったらここに出しちゃっていいよ」
先程瀬見が手を拭ったのもとは違う、もう一枚のバスタオルを差し出されたが、鳥海は首を振って水だけをもらった。
熱く火照らされた体は渇水状態で、鳥海はゴクゴクと飲んでいく。
その様を見つめながら、瀬見は困惑の表情に包まれていた。
…また何か、困らせちゃったのかな…。
鳥海は内心で気にするものの、思い当たる点がすぐに浮かばず、ペットボトルから口を離す。
受け取った瀬見はキャップを閉めるとサイドボードに置き、改めて正面から見つめられて、腕に抱き寄せられた。
「もう…。どこまで翻弄されればいいんだか…」
冷静さを失ったような瀬見は、鳥海を責めるわけでもなく、自分自身で今後の対策でも考えているような感じだ。
鳥海も落ちつきをなくしながら、瀬見の背中に手を回した。
顔を上げた瀬見が額に唇を当てる。
「鳥海…、煽った責任は取ってもらうよ」
「え?煽った?」
「思いっきり煽ってくれました」
問い掛けても、苦笑しながらきっぱりと言い切られては、鳥海も大人しくするしかない。

そしてまた、シーツに寝かされる。
…けれど、瀬見は鳥海の体をひっくり返し、うつ伏せにさせてから、腹の前に腕を回してきた。
力を入れられて持ち上げられて、尻を突き出す姿勢にさせられる。
「せ、瀬見さんっ」
いかにも"見てください"というこの態勢はいただけない。
恥ずかしさにカッと顔を赤らめて後ろを振り返れば、「枕に顔を埋めててもいいよ」と促される。
そりゃ、瀬見の顔をずっと振り返っているつもりはないけれど…。
絶対にこの態勢が嫌だということが分かっているはずなのに、綺麗にスルーされて、鳥海もそれ以上強く出られなくなった。
煌々と電気が点けられているわけでもなく、太陽の明かりを浴びているわけでもない、薄暗いこの部屋がまだ救いというか…。
鳥海は羞恥と諦めを胸にして、言われたように枕に顔を埋めた。
瀬見の匂いが存分にあるソレを思いっきり抱きしめて、静かに息を吐く。
瀬見がこれから何をしようとするのか、任せた身体は抗うことはなかった。

双丘にそれぞれくちづけられるのが分かる。
掌で撫でまわされて、太腿をさすられて。
内腿に手がかかると、もう少し、といった感じで幾分足の広げ幅を増やされた。
間に瀬見の体が大きく割り込んできて、背中に覆い被さってくる。
鳥海の頭の脇に両手をついた瀬見が、耳元で「鳥海…」と呼ぶのに、鳥海もそちら側に顔を向けた。
「嫌だったら嫌ってちゃんと言ってくれていいからね」
最後の確認のように囁かれて、くちづけられて、鳥海は「うん」と頷いた。
瀬見の唇は項を辿り、肩甲骨に指先を這わせながら、舌でもその後を追っていく。
くぼんだ背中を湿った舌が這うとゾクゾクっとしたものが走って、背筋を痺れさせていくようだった。
「ぁ…」
瀬見にも聞こえないくらいの小さな吐息が漏れる。
瀬見の舌は後ろの狭間に辿りつき、同時に瀬見の両手が尻の肉を押し広げた。
それだけでも充分身体が熱くなる。
先程と同じように、窄まったところにくちづけてから、舌を這わせられた。
自分の手でだって、直に触ったことなどろくにないのに、舐められているのかと思うとどうにも表現しがたい思いに見舞われた。
放射線を描くように襞を一つずつ舐められて湿らされていく。
舌先を窄ませて中心をつつき、こじ開けるかのように潜ろうとしてくる。
反射的にキュッと力が入れば、瀬見の手がなだめるように背中を撫で、腹を回って鳥海の中心に触れた。
すっかり柔らかくなってしまった性器は、瀬見の掌で弄られると、はしたなくも起ち上がろうとする。
その間も、後ろは舐められ続け、舌先が入りこめば、続いて唾液が送り込まれてきた。
じゅぶっとした水音が嫌に耳につく。
幾度か入口の内側を舐めまわされ、ジクジクとした快感が芽生えてきた。
鳥海は何度も浅い呼吸を繰り返していた。

ふと瀬見の体温が離れて、何かを引き寄せる動きを感じる。
何だろうと顔を上げると、ペットボトルのような容器を手にしていた。
鳥海の動きに気付けば、瀬見は目を合わせて、「これ、ローション」と教えてくれた。
「専用のものが一番いいからね」
いつだって鳥海のことを気遣ってくれるのだと思うと、また胸が熱くなる。
うん…と小さく頷くだけで鳥海はまた枕を抱いた。
パチンと蓋を開ける音がして…。
なんだろう、と思うくらいの間をあけて、少し経ってから狭間にトロリとした液体が塗りこめられてきた。
「ひゃっ」
体温に対して冷たいものに身体がビクンッと大きく跳ねた。
「ごめん、温めておけば良かった…。まだ冷たいよな…?」
後悔する声に瀬見の余裕の無さが表れている。
それでも瀬見の手の温度と鳥海の体温が交りあって、すぐに人肌の温度になっていく。
執拗に蕾の上を撫でては、指先が進入を試みてきた。
押しては引いて、また今度は強く押して引いて…。
そんなことを幾度か繰り返した後に、明らかな異物感を纏って潜入してきた。
体内に何かが入ってくる…。
「痛くない?」
鳥海は小さく息を吐き、頷いた。
妙な感覚だが、入ってきても、あまりにもゆっくり、じわじわと奥へ進む動きは、特に痛みなどは感じさせなかった。
どれくらい長いこと続けられたのか。

尻の肉に他の指が当たる。
「やっと一本入った…。どんな感じ?」
瀬見の声も掠れがちだ。
どんな感じ…と聞かれても…。
またキュッと力が入ると、ククッと笑ったのが分かった。
「鳥海、確認したいのは分かるけど、締め付けないで。すごくキツくて熱い…。指が、千切られるか、溶かされそうだ…」
「やめ、て…っ」
鳥海が体内で確認したいわけではないが、だからといって瀬見側にたっての説明なんてして欲しいものではない。
瀬見の指が他に比べてどうなのかなんて当然分かるものではないし、実際体内の指がどんな感じかなんて、言葉になんかできっこなかった。
瀬見が腰のあたりを、何度もくちづけてくる。
「少しずつ動かすよ。ローションも足していくから、冷たいと思うけど…」
言い淀んだのは続く言葉が『我慢して』だったからだろうか…。
「鳥海、歯を食いしばらないで。マッサージ、受ける時みたいに楽にしてていいから」
緊張するなという意味なのだろう。
鳥海は一度深く息を吸い込んで、吐き出した。
また「うん」と頷いて…。

尻を自ら突き出したように見えたことを、瀬見は自分の勘違いだと言い聞かせつつ、今日何度目か分からない衝動を抑えるのに必死になっていた。

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(* ̄  ̄)d[ムセン] 『こちら瀬見。潜入捜査開始します』
『いまさらぁ?! もぅ、いいんだけど…(/_;)』
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コメント

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もしかして
コメントちー | URL | 2013-09-14-Sat 07:24 [編集]
鳥海くんが瀬見ちゃんと合体して終わりなんだろうか・・・
瀬見ちゃん、有言実行するべく頑張ってます。
しかし、知らないって罪だよね。
舐めちゃうって、舐めちゃうって!
ああ、瀬見ちゃん色に染められるのね。
でも、鳥海くんが大事で変わったのは瀬見ちゃんか。

瀬見ちゃんも立派なシモベーズの仲間入り(笑)


し「瀬見まで恋人が・・・私の頑張りは何だったの?」
ち「まあまあ。師匠のコレクション増えたしー」
さ「変装仲間も増えたし♪」
ni 「 そうですよ、師匠。私も頑張りましたです」
し「鳥海と引き離したかったのに」
ち「飲もう!師匠。今日は、師匠のおごりで」

若美兄ちゃんのお店でただ酒に盛り上る腐レンジャー達。
隣では、ニィニィズ(勝手に命名)
腐レンジャー達の任務はまだまだ終わらない。
Re: もしかして
コメントたつみきえ | URL | 2013-09-14-Sat 17:00 [編集]
ちーさま こんにちは。
レス一件で失礼します。

そーかぁ。由良かぁ。
確かにお兄ちゃんだった…。(←ごめんよぉ、由良ぁ)
思えば湯田川が"兄"だなんて、どこにも書いた覚えがないもんね。
そんなに詳しい背後状況は頭の中にないので、適当に想像してくれるとありがたいです(←)

> 鳥海くんが瀬見ちゃんと合体して終わりなんだろうか・・・
> 瀬見ちゃん、有言実行するべく頑張ってます。
> しかし、知らないって罪だよね。
> 舐めちゃうって、舐めちゃうって!
> ああ、瀬見ちゃん色に染められるのね。
> でも、鳥海くんが大事で変わったのは瀬見ちゃんか。

鳥海って時々、予想もできない動きを見せますね。
ブツをいきなり触ってみたり。
瀬見も、どこで何をされるか、今後はビクビクしながら過ごすことになるんでしょうか。
まぁ、鷹揚に構えていそうですけど。
瀬見は今までだったら、そんなに動揺しなかったかも?!
その辺、確かに変わったのは瀬見のほうでしょう。

エクレアたちはねぇ…。
まぁ、積極的な子だからねぇ…。

> 若美兄ちゃんのお店でただ酒に盛り上る腐レンジャー達。
> 隣では、ニィニィズ(勝手に命名)
> 腐レンジャー達の任務はまだまだ終わらない。

≪にぃにぃず≫

若「これでも食べてください」
由「わーい。揚げ出し豆腐大好き♡」
能「泣いたカラスが笑ったよ…」
八「こいつも食べ物で釣れるのか…」
征「いいんですよ、それくらい無邪気で」
駆「…豆腐で喜んでくれるなら安いもんだ…」
和「ひなは何でも美味しそうに食べるよ」
全員「…羨ましい弟だ…」(←素直じゃない弟ばかりを持つ…)

腐レンジャー、がんばってねぇ。
コメントありがとうございました。
腐レンジャーの妄想をかきたてに来た♪
コメントたつみきえ | URL | 2013-09-14-Sat 23:21 [編集]
≪にぃにぃず≫

由「(ニコニコ 食べつくす)」
若「お口に合ったようで良かったです」
能「あーんしてくれれば食べさせてあげたのに」(←軽い)
駆「新商品も出ますから今度お持ちしましょうか?」(←商売根性)
八「こんなに喜ぶならエクレアも連れてきてやるか…」(←弟より優先)
征「あの二人にも教えてあげよう」(←何気に食通な弟を持つ)
和「…(出前ってしてくれないのかなぁ)…」(←外食させる気一切無し)
筑「ご飯の作り方、教えてくださいっ」(←弟の胃袋を掴むために必死)

どこの兄も面倒見はいいよね。なんだーかんだーいいつつ。
これって無意識に働く母性…ならぬ 兄性本能なのかしら。
にゃははは
コメントちー | URL | 2013-09-15-Sun 05:22 [編集]
ピコリーン

由利「あ、由良からライン来た」
雄和「(ち、今から良いとこだったのに)」

三十分が経過・・・

雄和「ユーリ、もう、おしまいな。また、明日」
由利「やぁ、雄和さん返してぇ」

スマホを取り上げて、目に入った画像。
ニヤリと笑って転送する。
俺の癒しタイムを邪魔した罰だよ。

由良「ふんふんふーん♪たっだいまー!はぎおー?」
萩生「由良、こっちにいらっしゃいっ!」
由良「なにい?もう、寝る~。眠い~」

連れていかれたリビングで見せられた画像。
にぃにぃずの面々で撮ったモノだったけど。
可愛い由良と筑穂を真ん中に普通に撮ったのもあったのに。萩生が見せて来たのは、八竜と能生がふざけてチュウしてきたヤツで。(可愛い筑穂も勿論された)

由良「ホッペだも!口じゃないもっ!」
雄和「ダメ!由良はわかってないなあ。お仕置き」
由良「やだぁぁぁぁっ」

由利も雄和を放って置いたお仕置きの最中。
本当、仲良し双子ちゃんですこと(笑)
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