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BLの丘
珍客の土産 5
2013-07-19-Fri  CATEGORY: 珍客
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。

明かりの下に晒される裸体を隠したいのに、押さえられた体は身動きが取れず、また運良く佳史の下から這い出られたとしても、覆ってくれるはずの布地はベッドの下に落とされて手が届かない。
一度は安心させておきながら気が緩んだところで締め上げる狩人のようだった。
「や、だ…っ、佳史…っ」
「何が?」
耳朶から項、首筋へと舌を這わせながら、一応望の声を聞きとめてくれるけれど、佳史のペースは崩されることがない。
「見ら、れる…っ」
乱れた呼気の中から紡ぎだされる声もあっさりとかわされるだけだ。
人差し指の腹で胸の尖りを押し、くるくると円を描いては口に含まれた。
「見ているの、俺だけじゃない。それすらも嫌だって言うの?」
「ひ…っ、あっ…っ」
前歯で甘噛みされ、舌先で突かれるとジンとした痛みが広がった。
ズルイ言い方だと反論したくなるのにできない。
全てを佳史に委ねているつもりでも、まだ足りないところがある。
自分の目で確かめたいところが佳史の中にはあったのだろう。
いつも望に合わせてくれたけれど。

「望は可愛いよ」
染み込ませるように響いてくる声。
今更言われてもまともに受け入れられるはずがなかった。
「何…っ、ばか…っ」
「本当に」
クスリと笑みを浮かべた佳史は望の肌をじっくりと堪能する。
今までその目に映ることがなかった肌理を感触と共に焼きつけているようだった。
器用に動く指先が的確に望の弱い部分を責めて戦慄かせる。
明かりがあろうがなかろうが、感触だけでも望を高みに追いあげることができるほど知られているというのに…。
まだ欲されるのは嬉しさでもあったけれど、理性が残っている分、素直に流されることを拒んでいた。
こんな自分でも醒められないだろうか…。不安もはびこる。
誰の体と比較するわけではないが、どうしても自信がなかったのは望の方だった。
佳史がどれだけ良い男なのかは、そばにいればいるほど知ってしまうのだ。
失うのが怖いと…、手のひらを返したように冷たくされるのが、今となってはどれほどの恐怖か、甘やかされた日々があるだけに不安が襲ってくる。
はっきりと、抱いているのが望だと分かってほしい願いがありながら、曖昧にしておきたい矛盾点が、『暗闇』で誤魔化され続けてきた。
目を開けるのが怖いと、ぎゅっと閉じられる。

掌が…指先が…唇が望の肌膚を撫で上げる。
そのたびに佳史の体温、情熱に侵されていく気にさせられる。
感じさせてくれる何もかもが媚薬になりまぶされているようだ。
佳史に熱があることがすごく嬉しいのに、表現できない…。

徐々に下肢へと向かっていく佳史の舌が臍の中をまさぐった。
表皮の上から内臓に刺激が送られていく錯覚に陥る。
そのまま腕が太腿を割り開いた。
佳史の体温に包まれていた秘部に空気が流れ込んで、落ち付かない気持ちが一層増していく。
「佳史っ、やだよっ、そんなトコ…っ。…っぁっ…、あぁぁ…」
思わず見てしまった、陰茎に舌を這わせられる光景に、卑猥さで全身から汗が噴き出す。
こんなふうに勃起している浅ましさも晒したくないのに…。
「望の隅々まで知るのは俺だけでいい。全部見せろ」
珍しい口調だった。
望だって佳史以外の人間に視られるのは抵抗がある。それが例え、病気だったとしても…。
もしかして、何があっても佳史を頼ろうとする患者も同じ気持ちなのだろうか…。
今、思うべきことではないと分かりながら脳裏を過ったのは、佳史は自分だけのものではないというひねくれからかもしれない。

…やっと取れた休み…。
ないがしろにされているわけではないと分かっているのに、共に過ごす時間の少なさを突きつけられた気分が通りすぎた。

ジュッとすすりあげる水音が響いた。
与えられる刺激や快感は思考も体の強張りも溶かしてしまう。
目をきつく閉じても感触は振り払えなく、正直に体が答える。
身体が覚えている快楽をどうしても掘り起こされてしまう。

「佳、史…っ」
身体の奥からせり上がってくるものが止められなく、まだ何もしてあげていない現実も掠めた。
止めようとしたのも本能か…。
望の思考など読み透かされているのだろうに、優しさの中に冷たい炎が灯っているようだった。
「イきたければイけばいいよ。俺に飲まれるの、嫌じゃないだろ?」
何故そんなことが平然と言えるのだろうか…。
佳史の本性も明かされる…、これが『旅先』?
次々と溢れだす先走りは夢中にさせられた証拠。
先端を舌先で押し広げられ、掌で握られてしごき上げられると、耐えていた堰が崩壊した。
「あ…っ、あぁぁっ、ゃぁあぁぁぁっっ」
放出の快感に背がのけ反る。
佳史の視線は常に望を捉えたまま離れなかった。

まるで朝日の中にいるような明るさ。
…船はまだ出港したばかり…。

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コメント

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シルエットが…ポッ( *  ̄)ジィー -----→ 
コメントけいったん | URL | 2013-07-19-Fri 09:20 [編集]
モゴモゴ、ウネウネとしか 見えないけど(笑)
此処まで(←向かいのビルの屋上) エロな空気が漂って来ているんですけど!!

「あらら この漂って来た濃密な空気で 蚊もヤラレちゃってるよ~!」byけ
「私たちも 息苦しくない?」byさ
「むむぅ~ 確かに!」by ni

「ねぇねぇ すーさん♪ その暗視機能搭載超高感度カメラ、いいね!」byち
「ハイ!! 気合入れてますから!!」byす

腐レンジャーの新メンバーである すーさんは、カメラ部に入部した様ですね♪
これで また 写真で 一儲けだぁ~~! 
ガッポガッポだね~、きえちんヽ( ̄▽ ̄)ノ ナハハ♪

P.S.すーさんへ(←すぎもとさん、勝手に略して ごめんなさい┏○))ペコ)
グチョグチョな果実に 蚊は逃げるかもしれないけど、
ハエや ゴ〇ブリや う〇虫が、ワンサカ寄って来そうで…コワ━━。゚(゚ノД`ili゚)゚。━━イ

あ、あれれ???
コメントすぎもと | URL | 2013-07-19-Fri 10:40 [編集]
すーさん、いーですねー、いただきました。
脳内妄想が、ばくは。。。つ?。。。あ、あれれ?。。。しません。。。


男性2人がイチャコラするドラマや映画では、
ついつい脳内攻受認定をしてしまうのですが、
(フレ●ミー、ダブ●ス、GAN●Zなどなど)
たまに、どーしても決められず、「ちっ!リバだぜ」ってときがあります。

そんなグチョグチョに腐りきってる私ですが、
「すーさん、は●ちゃん」はリバ認定すらできず、完敗。。。
ハエや ゴ〇ブリや う〇虫が、寄ってき。。。きゃーーーーーー。


はっ!
す、すみません。どっか行っちゃってました。。。
撮影に集中しますっ!

お邪魔します
コメントnichika | URL | 2013-07-19-Fri 22:50 [編集]
きゃ~~出航したばっかりですから。。。腐腐腐

けいったんさん師匠 場所取りはバッチリふぁだったのですが  痒いヨ!
ちーさん隠密組にすーーさんが入隊(笑) 頼りになりますよね!!!

ちょっと立て込んで、ホロと息抜きしました。 またきますね 
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