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BLの丘
乱反射 26
2012-11-01-Thu  CATEGORY: 乱反射
R18 少々ではありますが描写があります。閲覧にはご注意ください。


ゆっくりと雄芯を引き抜く。
まだ閉じられない真室の狭間から、たっぷりのローションと白濁の液が混ざり合って零れた。
その感触は真室もあるのだろう。あつみが見つめる先で咄嗟に閉じようとする秘孔が露わで、鎮まったはずのあつみの雄を刺激する。
あつみはそれら全てを抑えて、真室の秘部に手を伸ばした。
「あっ」
「ゴメン…。直にだしちゃったから…。かき出さないと…」
射精した後の体が敏感な渦を纏わせるとは、すでに知っていたけれど…。
打ち震える姿は目に毒としか映らない。
そもそも無防備に、その場所を公開してくれているのだから…。
指の動きに合わせて見える、赤い粘膜が張りついたようにめくれてくる。
柔らかくなっているから、より…なのだろうか…。
卑猥なポーズを取り続けることに、羞恥も恐怖も何もかもをごっちゃまぜにして、でも耐えようとするいじらしいほどの態度に、また胸の奥が熱くなった。
自分の前だから許されること…。これを他人に奪われるのだけは、絶対に避けたい。
汗と精液にまみれた体であったとしても、何も気にせず、その後あつみはひたすら抱き寄せていた。
何よりも大事に、愛し続けたいと心の底から思う。
自分を頼りに、縋ってきてくれる相手を決して裏切りたくはない。

「真室…」
もう何度目だろう。
呼んだ名前に、「なんか、ベタベタ…」と素直な意見が聞こえてきた。
たぶん、照れ隠しもあるのだろう。
素直に告げてくるのは、真室の特権か…。
クスッと笑みを浮かべては、シャワーを浴びるか…と問う。
ただ、本当に浴びるだけの小さな空間。
真室は頷いたけれど、そう簡単に動かせる体でもなかった。
あつみは汚れてしまったシーツ共々、くるんで抱き上げて、狭いバスルームに向かった。
ふたりとも裸でいるからいいようなものの、この脱衣所で脱ぎ着するのは苦労する…とは真室も気付くのだろう。
そこで何故銭湯に誘ったのかも…。
洗い場に立たせると、グズッと崩れそうな細腰を抱える。
剥いだシーツを隅の方に投げ捨て、泡立てたボディタオルを真室の肌に当てた。
真室も自分の力の無さを理解しているのか、ひたすらあつみの腕に手をかけて、どうにか立っている状態。
きっと、足には力が入れられないのだろう。
ますます煽られるというのに、泣きそうな目で、その後の処理を任せてくれる。
これ以上、真室を傷付けたらいけないと…、それだけで持ちこたえた。
当てるシャワーの熱にもビクリとし、触れる指に硬くなる肌と、寄り添ってくる体。
自分で汚した体を自分の手で綺麗にしてあげて、引き寄せたバスタオルで水滴を拭う。
力がないのか、いつまでも寄り添ってくる態度には、どこまで我慢を強いられるのだろう…と不安になったりもする。
それでも持ちこたえられたのは、真室を苦しめた己の我が儘があったからだった。

バスタオルでくるんだ状態で部屋に戻っては、一度ラグの上におろして、自分の服をかぶせる。
全くサイズの合わないものではあったが、それが返って可愛らしさを強調してくれていた。
もうすでに温まってしまったはずのビールを飲もうとするから、喉が渇いているのだと知れて、また食事も途中だったと思い出して、あつみは新しい缶ビールを取りだしてやる。
「そんなの、美味くないだろ…」
「あ…、でも…」
「いらない神経つかわなくていいから」
それでなくても美味しいものだけを食べてきた真室のはずなのだ。
いくらアルコールの味が分からない、と言われていたとしても、これはあつみの中で譲れないものになった。
冷めてしまったピザもチンして温め直してやった。
「ごめんな…」
また隣に並んで座って、謝れば、照れたように小さく首を横に振る。
「ううん…。僕こそ…。何も分からなくて…」
「分かられていたら困るよ…」
自分のそばにいる真室が全てでいい…。
手をのばしてそっと肩口に寄せる。
愛情を確かめ合った時間をまだまったりと過ごしたいのだが…。
小さく鳴ってしまった真室のお腹の音には、何か救われるものがあった。あつみを抑制してくれる。
また恥ずかしそうに俯いた真室だったけれど、知れてくる”ありのまま”が微笑ましさを生む。

ふたりで過ごせる時間はこれからも続く。
つまんだピザを真室の口に寄せてやる。開いた口に食べさせてあげて、かぶりついた残りの半分を自分の口の中に放り込んだ。
同じものを同時に食べる…とは弁当習慣ではあったけれど、それとは全く違う、甘い空気は、交じり合った後だからこそなのだろうか…。
ふわっと微笑んでくれた真室に、なおさら胸がいっぱいになる。
「明日…、お兄さんにちゃんと話、するから…」
真室を送っていった先で、話しあうべきことはたくさんあった。
もちろん、『同居』を促してくれた背景があるからこそ。
意味はわかるのか、一層照れた表情を浮かべて、「うん…」と小さな頷きを見せる。
いつも一緒にいられる…。
それがどんな緊張を生むかはともかく…。

若美の性格を思えば、全てを知って、二人の中を邪魔してくるようなことはしないだろう。
それはまた後ろめたさを生じさせてくれるのだけれど。
知られてしまえば、返って堂々とできるのかもしれない。
また抱きしめた先で、「離さない…」と誓いの言葉を立てた。
もぐもぐとした動きはやはり小動物のようで笑いが漏れる。
チュッとくちづけるに留めて、その夜は真室の無垢さを感じるだけに収めた。
次第に引き出されていくのだろう、この色っぽさは…。
もう、一人では出掛けさせることはできないな、と勝手に思っている。いや、もともとそうだったのか…。
守るべき人が兄から、恋人に移り変わっていく。
“恋人”…。その重みを改めて感じさせられる。

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コメント

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No title
コメントちー | URL | 2012-11-01-Thu 07:49 [編集]
本当に脱力したぁ。初めてかもしれません。
こんなにどっちにも感情移入したの。
まあ、とりあえずマムちゃん、マンマ貰ったみたいだし。あっちゃん、気持ち固めたみたいだし。
さあ、お兄ちゃんに挨拶~。レッツゴー♪


「師匠~、みんななんか勘違いしてるけどっ!」
「うにゃ?ワインはもう飲めない・・・焼酎だっ、焼酎」
「たかちゃぁん、お水くださいな」
「焼酎~だってー」
「あんねー、ちー、盗撮なんてしてないしー。写真、もらったんだもん」
「へ?あんなのとかも?」
「ちー、夏の間タダ働きしたのは何のためだと?」
「え?キン肉マンに囲まれ・・・」
「まあ、それもあるけどさあ」

ピロピロリン♪

「あ、新作~。ほら、師匠。鎖骨シリーズ」
「え?鎖骨?」
「師匠、明日はお豆腐屋さんに行きましょね」
「♪?&#%♪」

師匠に喜んでいただけたようです。
Re: No title
コメントたつみきえ | URL | 2012-11-01-Thu 08:46 [編集]
ちー様
おはようございます。

> 本当に脱力したぁ。初めてかもしれません。
> こんなにどっちにも感情移入したの。
> まあ、とりあえずマムちゃん、マンマ貰ったみたいだし。あっちゃん、気持ち固めたみたいだし。
> さあ、お兄ちゃんに挨拶~。レッツゴー♪

そんなに入れこまなくてもいいですよ~。
終わってみれば楽しい食風景に戻り…。
あつみも逃れられない環境に足を踏み入れるのでしょう。
お兄ちゃんのご飯、堪能しましょうね。

~省略~

> ピロピロリン♪
>
> 「あ、新作~。ほら、師匠。鎖骨シリーズ」
> 「え?鎖骨?」
> 「師匠、明日はお豆腐屋さんに行きましょね」
> 「♪?&#%♪」
>
> 師匠に喜んでいただけたようです。

盗撮じゃなかったのか…。
でもさぁ、写真くれるような人、いたかなぁ。
夏のお仕事はお疲れ様…なんだけど。
…あ、神戸あたりなら隠れて撮っているかもね(商売根性ないからタダで配るだろうし)

え?!豆腐屋?!
あそこんちは社内でイチャイチャベタベタ周りの目を気にせずやってるからなぁ…。
事務員にでも化けるのか…保険屋になって潜り込むのか…。
で…名前、なんだったっけ…???(調べに行こう…)
コメントありがとうございました。
バトンタッチ~((( ^ω^)∧(`・ω・´)シャキ
コメントけいったん | URL | 2012-11-01-Thu 14:33 [編集]
完璧な兄に守られていたマム
その役をバトンタッチするのは、中々 大変でしょうね。
でも 恋人の為 頑張るしかないよ!(◎`・ω・´)σчoμ!

で、同居するの?

「ほんの~小さな~出来事に~♪あんちゃん…...( = =) トオイメ」
「なに 古い思い出に浸ってるの!豆腐屋さんに行こうよー!」
「豆腐屋?って、誰だっけ(@∇@:)へ?」
「古い事は覚えていて 最近の事を忘れるなんて!ャバイョ━━!!」
「あんちゃん、そこに愛はあるのかい?」
(*^^*) /~~~ ナツカシイナー ...byebye☆
Re: バトンタッチ~((( ^ω^)∧(`・ω・´)シャキ
コメントたつみきえ | URL | 2012-11-01-Thu 15:16 [編集]
けいったん様
こんにちは~。

> 完璧な兄に守られていたマム
> その役をバトンタッチするのは、中々 大変でしょうね。
> でも 恋人の為 頑張るしかないよ!(◎`・ω・´)σчoμ!

守られてきた真室ですね。
分かるからあつみも責任重大って思うのでしょう。
でもいつか離れていく存在とは、兄の方が分かっていたのかもしれません。
せつない思いがあちこちに…。

> で、同居するの?

そこはまたあとでお話しまーす。

> 「ほんの~小さな~出来事に~♪あんちゃん…...( = =) トオイメ」
> 「なに 古い思い出に浸ってるの!豆腐屋さんに行こうよー!」
> 「豆腐屋?って、誰だっけ(@∇@:)へ?」
> 「古い事は覚えていて 最近の事を忘れるなんて!ャバイョ━━!!」
> 「あんちゃん、そこに愛はあるのかい?」
> (*^^*) /~~~ ナツカシイナー ...byebye☆

http://www.youtube.com/watch?v=SV2wUu0Nnbk

はい、皆様忘れていると思うので、振り返らなくていいです。
あそこも兄物語だった…(読み返して知った…汗)
もう、何も言わないで去りたいところです。

『こちらの厚揚げあんかけ豆腐は新作で…』
「お兄ちゃん…♡」
(戻る)
『クソっ負けてられるかっ。枝豆と白和えの前妻っ』
「けいごぉ…」(呆然)
(しかも前妻…前菜…あえものだけにあえてなおさない←)

愛は…愛はあるのだと思います。
コメントありがとうございました。
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