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BLの丘
七色の虹 20
2012-10-01-Mon  CATEGORY: 七色の虹
R18(18歳未満出入り禁止ですという意味ですよ) 性描写があります。閲覧にはご注意ください。

体の中でドクドクと熱が鎮静を求めていた。
到底、叶われないことなのだとは、同じ性が知っている。そんなすぐは、無理だ…。
一度は、包まれた熱の中で弾けた自分がいるという経験があるだけに…。
口腔か、秘孔かの違いであるだけで…。
高畠だって吐き出さない限り、満足などしないだろう。

苦しさ…といえるのか。
押し込まれたその形を確かめるように、由良の肉壁は蠢き、続きを促してしまう。
苦しそうな高畠の声が聞こえた。

「由良…、それ、やめ…。ヤバイ。マジ、突っ走る…」
一気に入れこんでこれ以上何を言うのかと…。
きゅうきゅうと締めてしまう反応に、本当の苦しさが浮かび上がった。
高畠の肌から汗がしたたりおちてきて、限界を感じ取ってしまう。
だけど浮かんだのは由良なりの”意地”か…。

「一度イかせたの、萩生じゃん…。萩生の…、誰も知らないソレ、見せてよ…。俺の…を、見た、そのお返し、欲しいし…」
吐き出してしまえと促した由利に、やっぱり苦笑しか見えない。
抱きかかえてくれた高畠が、「もう…」と悔しがる。
その意味は分からなかったけれど…。

静かに動き出した下肢が肉筒を擦り上げた。
内側から感じさせられることに、由良は戦慄き続けた。
全ての肌が高畠を感じたくて、もっと強く抱きしめ返していく。
高畠にとって、体に感じた痛みは、与えた痛みよりもずっと得られるものだったのだろう。
「由良…っ」
抱きしめた肉体が、少しだけむせびよる体を抑える。
気持ちいいことを、共に感じようと…。

「由良…っ、由良…」
激しい勢いの中から感じるものが絞り取られていく。
思いの丈は一つ…。
「あぁっっ、萩生…っっっっ」
守られているのだと分かる強い腕と大きな体は、ずっと求めていたものなのだろう。

淋しさを分けあった双子とは違っている…。

内壁は蠢いて、絞り取る動きを見せた。
自然なものか…。これ以上の抽挿は由良自身が耐えられなかったのかもしれない。
そして吐精を促してくる高畠も、限界を迎えていた。
「やぁっっ…っ」
悲鳴のような由良の声の向こう側で、体が一際熱くなった。
「由良っ」
同じく腹筋に擦られた雄は、我慢のしようがないと、次の射精を訴え震えていく。
放出される、同時の熱。
もっと強く抱きしめてくれた腕の中で、愛される意味を知った。
この人のもので、この人が自分のもので…。
乱れた呼吸の奥で幾度もくちづけを求めてしまう。
答えてくれる全てが、由良の感情も、彼の愛情も受け入れ感じさせてくれるもの。
こんな時間が持てることが、由良には不思議で嬉しかった。

「萩生…」
「由良…」
汗と精液に汚れた体のはずなのに、不快感は一つもない。

「今、拭ってやる…」
囁かれた言葉に、離れていく温もりを感じた。
家の仕様に慣れた…というわけではないけれど、何をするべきかは分かるのだろう。
動けないでいる由良に背を向けた姿があったとき、気付いた背中の赤いもの。

咄嗟に由良は呼び止めていた。
「あ…っ、ハギ…」
何のことなのか分かるのだろうか…。
苦笑はいつもと変わらない。

「由良の”一番”をもらっているんだ。もっと酷いことされたって、文句なんか言わないよ…」
どこまでも優しい態度に涙が零れた。
「『虹』って淡い色ばかりだろう。一番濃いもの、俺が持ってても良いじゃん」
"特別"なのだと言いきってくれる。
彩る、全て…。

その時、玄関が開けられる『カチャリ』とした音を聞いて、弛緩した体が一気に強張った。
部屋を出ようとした高畠も、動きを止めた。

ここに入れる人間は、一人だけだ…。

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コメント

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ユーリ
コメントちー | URL | 2012-10-01-Mon 03:44 [編集]
キタキタ、ユーリ!

実は、前回のコメで「良いとこで由利が帰ってきたりして」と、書いて消したんです。
でも、それは無いかなとか(笑)

本当は余韻に浸っていたいのだろうけど、甘えん坊由利が帰ってきて、どうするんだ?
兄ちゃんズ(勝手にハギーも兄貴にした)
アタアタワタワタしてそうだけど、やっぱり高畠さんが解決するんでしょうね。

取り合えず、お洋服着ないとだよね。


あっちゃんせみちゃんシリーズ with ハギー

「「あ、せみちゃん、せみちゃん」」
「(何だよ、コンビで言うなよ)あ?何か用?」
「せみちゃん、今夜暇?暇でしょ?ね、暇だよね?ハギーがさぁ、せみちゃんに奢りたいって言うから行かね?」
「そうね、報告くらい欲しいよね?ね、ハギー?」
背中バチ~ンと叩く。
「!!・・・ッテー(ボソッ)まあ、そう言うことで」
「じっくり聞かせて貰うよ、楽しみにしとくわ」
バチ、バチと叩くせみちゃん。

「せみちゃん、わざと・・・ハギー、我慢しろ」
名誉の負傷の背中を叩くせみちゃん。
我慢のハギー。そして、見守るあっちゃんでした。

Re: ユーリ
コメントたつみきえ | URL | 2012-10-01-Mon 07:05 [編集]
ちー様
おはようございます。

> キタキタ、ユーリ!
>
> 実は、前回のコメで「良いとこで由利が帰ってきたりして」と、書いて消したんです。
> でも、それは無いかなとか(笑)

おーっ。先見の目が(←)
つか、本当に読者様の脳内、すごいです。
私の頭が単純なのか…。

> 本当は余韻に浸っていたいのだろうけど、甘えん坊由利が帰ってきて、どうするんだ?
> 兄ちゃんズ(勝手にハギーも兄貴にした)
> アタアタワタワタしてそうだけど、やっぱり高畠さんが解決するんでしょうね。
>
> 取り合えず、お洋服着ないとだよね。

そうね。お洋服着て…。
ふたりして丸裸じゃ…。
それより、高畠、その格好で部屋を出る気だったのか…。
まぁ、由利、外泊のはずだからねぇ。

> あっちゃんせみちゃんシリーズ with ハギー
>
> 「「あ、せみちゃん、せみちゃん」」
> 「(何だよ、コンビで言うなよ)あ?何か用?」
> 「せみちゃん、今夜暇?暇でしょ?ね、暇だよね?ハギーがさぁ、せみちゃんに奢りたいって言うから行かね?」
> 「そうね、報告くらい欲しいよね?ね、ハギー?」
> 背中バチ~ンと叩く。
> 「!!・・・ッテー(ボソッ)まあ、そう言うことで」
> 「じっくり聞かせて貰うよ、楽しみにしとくわ」
> バチ、バチと叩くせみちゃん。
>
> 「せみちゃん、わざと・・・ハギー、我慢しろ」
> 名誉の負傷の背中を叩くせみちゃん。
> 我慢のハギー。そして、見守るあっちゃんでした。

名誉の負傷(爆)
瀬見ちゃん、「俺の由良、取りやがってぇ~」な心境なんですかね(それも違うけれど)
見守っていたのに黙られていたことが許せないんでしょう。
本当は由良にお灸をすえたいところだけれど、とりあえずここに高畠がいたから当たっておこう。

あつみ「まぁまぁ、瀬見ちゃん、ほら、飲んで~」(ジョッキを差しだす)
ハギー「あつみ、あんまり進めるなよ」
あつみ「いいじゃん。ハギーのおごりなんだし」
ハギー「…人の金だと思いやがって…」
せみ「特上ロース、追加~っ。あと大トロ~」(←何屋にいるかはご想像で…)
ハギー「…財布の傷の方が痛い…」

いつも面白いネタふってくれてありがとう♪
コメントありがとうございました。
No title
コメントけいったん | URL | 2012-10-01-Mon 10:39 [編集]
濃厚な”R”時間の後の余韻を楽しむ 甘いひと時を…
って、思ったら 由利のご帰還!
(@∇@:)何故に? もしかして 雄和と喧嘩でもしたの!?

それより ちーさんの言う様に 服を着なくっちゃね~(゚∀゚ ;)タラー

「ねぇ由良。最近 新庄さんと湯田川さんが仲がいいと思わない?」
「そう言えば、今日は 萩っ…高畠さんの驕りで3人で行くって言ってたしね?」
「ふ~ん…」
「まっ 同じ会社の同僚だし 仲よしの方がいいよ♪」
「だね~♪」
双子ちゃんズには 大人の思惑は内緒って事で!(笑)
(^д^)ヒ (^ω^)ミ (^ o ^)ツ♪...byebye☆
Re: No title
コメントたつみきえ | URL | 2012-10-01-Mon 11:45 [編集]
けいったん様
こんにちは~。

> 濃厚な”R”時間の後の余韻を楽しむ 甘いひと時を…
> って、思ったら 由利のご帰還!
> (@∇@:)何故に? もしかして 雄和と喧嘩でもしたの!?

ユーリ、どうやらお戻りの様子…。
余韻に浸らせてあげたかったんですけれど、サクサクと進めるためには必要な(←)措置でした。
何があったんですかねぇ。
まぁ。由良とは違って、幸せな時間を過ごしていたわけではないようです。

> それより ちーさんの言う様に 服を着なくっちゃね~(゚∀゚ ;)タラー
>
> 「ねぇ由良。最近 新庄さんと湯田川さんが仲がいいと思わない?」
> 「そう言えば、今日は 萩っ…高畠さんの驕りで3人で行くって言ってたしね?」
> 「ふ~ん…」
> 「まっ 同じ会社の同僚だし 仲よしの方がいいよ♪」
> 「だね~♪」
> 双子ちゃんズには 大人の思惑は内緒って事で!(笑)
> (^д^)ヒ (^ω^)ミ (^ o ^)ツ♪...byebye☆

双子ちゃんに気付かせない、(いや…由良は気付いているのか…)周りの態度ですね。
新庄は由良の気持ちをくんで高畠に近づけてくれたし、
湯田川は黙って何も言わずに高畠をけしかけていたし、
高畠は調子にのって(?)由良に近づいたし。
由利「みんなでごはんって美味しくっていいよね~♪」
由良「…すぐにパクリはダメなんだよ…」
由利「そうなの…?」
由良「俺だからなの。あのね、『パクリ』は兄弟と恋人だけでできることなんだから」
由利「うん、わかった。でも仲いいことはわるいことじゃないよね?」
由良「……う、ん……」(意味、分かっているのだろうか…)
コメントありがとうございました。


どこまで分かっているのか心配するお兄ちゃんです。
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