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BLの丘
原色の誘惑 16
2012-08-27-Mon  CATEGORY: 原色の誘惑
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。


由良とは全く違っている。
触り方も導き方も…。
キッチンで立っていることを辛いと体が訴えると、雄和は軽く抱き上げてしまった。
そのまま奥のベッドに連れていかれて横にされる。
覆いかぶされることなどなかったから、その立場に少し動揺が走った。
由良とはいつも横向きに並んでいるだけだ。
「怖い…?」
雄和に聞かれてしばし悩んでから、ゆっくりと首を横にふった。雄和は由利に酷いことなどしないだろう。
いつも寄り添ってくれた由良と同じように…。
自分自身を明け渡すことでより身近になれるのかと思う。
それは由良とは違うのだと自分自身に教えたいものだったのかもしれない。

「眩しい…。なんだろう、これ…。胸が痛くなる。由利は宝石箱だよ」
恍惚とした表情を浮かべられて見下ろされて、由利は恥ずかしさの方が勝った。
由良もいろいろなことを言ってくれたけれど…。
他人から言われることは何故にこんなに芯に響いて困らせてくれるのだろうか。

一枚ずつ丁寧に脱がされた衣類の下から裸体が曝け出される。
くるまれるものがなくて、由利は戸惑ってうつ伏せになった。
初めてのことではないのに、だけど他人に見られるのは初めてで、その他人とはこんなにも胸を昂らせ、羞恥心を生みだしてくれるのかと気付かされる。
それを感じても、由良は近すぎる存在だったのだ。

「由利、こっち向いて」
背中に雄和の体温が当たって、雄和も一糸纏わぬ姿になったのだと分かった。
温かな肌に包まれて項に落とされた吐息に戦慄く。
雄和の唇はそのまま項から肩甲骨へと流れていった。
「あ…っ」
単に擦り合わせて、お互いのモノを扱きあうだけの由良とは全く違う愛撫の開始に、自分はどうしたらいいのかの思考が働かなくなった。
時々吸い上げられる肌がどんどんと熱を帯びていく。
「由利…」
シーツに押し付けた顔を少しだけずらすと、すかさず雄和の唇が狙ってくる。
こめかみに、頬に…とキスを落として、呼吸が乱れていく唇を塞がれた。
だけど触れるだけの軽いキスで、もう一度しっとりとした声が「由利、嫌なことはしたくないけれど…。俺も結構限界なんだよね」と辛そうに語りかけてきた。
キスだけで昂った由利も、雄和の言いたいことは理解できる。
もともと、この”夜”を誘ったのは由利のほうだろう。
「うん…」
もっと大きく首を後ろに回し、由利も雄和の唇を求めた。
それが合図だったかのように、由利の体は力強い腕に返されていく。

由利の腰に跨った雄和は一度由利の乱れた髪をかきあげてから、また唇を合わせてきた。
歯列を探るように舌が這いまわり、伸ばした由利の舌に絡んでくる。
交わされる呼吸、零れてくる唾液が息継ぎもままならない由利の口端から流れおちた。
恥ずかしいくらいの水音がたつのに、共にそれを感じているのだと思えば、少しばかり羞恥心は薄らいでいく。
唾液のあとを辿るように雄和の唇が、舌が、由利の肌を舐めた。
首筋、鎖骨へと向かい、平らな胸にちょこんとある蕾をふくまれる。
「あっ」
たったそれだけなのに、胸から感じる刺激がダイレクトに下肢に直結していく。
たまに由良がいじることはあったけれど、こんなに感じることはなかった。
ジンと響く体を、雄和は嬉しそうに撫でまわした。
唇で食まれて、舐めまわされて。
時々歯が当たっては、痛みが刺激に変換されることを知る。
「…んっ…」
「由利、啼いていいんだよ。俺しかいないんだから…。全部、由利の全部を知りたい…」
堪えた声を、雄和が促してくる。
それでもやはり浅ましい醜態を晒すようで素直に受け入れられなかった。
「ゃぁ…」
小さな抵抗も、雄和にすれば楽しい出来事なのだろうか。
逆に唾液を絡ませた、ビチャビチャとした卑猥な音を奏でてくる。

見事なまで…と言えるくらい、ピンと張った雄の先から、滴が零れたのを、腹に伝わったことで感じた。
我慢なんてしたことがないのだから、早く気持ち良く解放されたいという欲望だけが由利の脳内を占めていく。
揺らめいてしまう腰の動きを、雄和はすぐに理解してしまった。
「先にイっておく?」
先に…。その意味が分からなくて首が傾げられる。
「一緒に…じゃないの?」
「それでもいいけれど…。待てそうにないだろ?」
その時になって由利は、自分から一度も雄和の体に触れていないことに気付いた。
衝動とも言えるべき行動で、雄和の雄芯に手を伸ばしたら、ビクッと腰が引かれた。
硬く滾るその物体が何を感じているのか、充分伝わってくるものがあったけれど…。
困ったように戸惑う雄和が、苦しそうに息を吐いた。
「マジで…。あんまり煽んないで…」
「だって…」
ますます由利は、大胆な行動に出たことを自覚してしまう。
そして、由利が想像しているものと、雄和が期待していることは、動きが違うのだとも…。
由利が思うのは、由良と共にしていた行為だけだった。
一度顔を合わせた雄和はくちづけを落としてから、徐に体をずらして、由利の股間に顔を埋めた。
「え?…あっ…っ」
膝を割られて、滑った体液を舌先が舐める。
あまりの素早い動きに、由利の抵抗も思考も、やはりついていっていない。
知識としてはあったかもしれないけれど、本当にそんなことをされたことはなく、余計に体が火照った。
他人の人前に晒されるだけではなく、口腔に迎えられること…。
「や…っ、…ゆ…っわっ…っ」
更に手のひらが双球を揉み、後孔までの道のりを指先で撫でていく。
新たな快感と刺激に、激しい戸惑いが由利を責めた。

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