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BLの丘
2012年 今年の夏の旅行特別版 夜の出来事♪
2012-08-04-Sat  CATEGORY: 『想』―sou―
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。



普段、スーツにきっちりと守られた肌は、光を浴びていないせいで、透き通るほど白い。
窓から差し込まれる月明かり、ベッドの下の海から注がれる反射されるもの…。
蝋燭の柔らかな灯りとは違って、冷たそうに見えてしまう光量は、今は落ち着かせてくれるものへと変わった。
興奮することは確かだが、芸術品の一つを見ているような錯覚に陥る。

ベッドのシーツに寝かせた細い体は、特に隠すこともなく、自分を待ってくれている。
覆いかぶさり、空気とは違う肌の温かさを感じる。
他人の前では決して晒されることのない無防備さも、こんな時は奔放に出されて、それを知れる自分に悦びを噛みしめた。
「美琴さん…」
何が言いたいのか、心の内側は悟られているのだろうか…。
この地まで連れてきてもらえて、これ以上ない幸せに包まれて…。
満足はそのまま唇から相手の口腔へと注がれた。
柔らかな唇。絡め取られる舌先。流れ出てくる熱い吐息が、ふたりを異次元の世界に呼びこんでくれた。

普段、自分のことを、これといって言いはしない美琴だが、”旅”という、どこかネジの外れた環境が、隠した本音を暴いてくれるのだろうか。
素直にさせてくれること…。
美琴自ら、寄り添ってきてくれる大胆さに驚きながらも、瑛佑は何もかもを受け止めた。
縋りついてくる腕を宥め、重ね合わせようとする下肢に、こちらから擦り寄せ…。
うっとりとしたためいきのような、吐息をくちづけで奪う。
後から美琴の後悔を生ませないためにも、受け止める力強さで、卑猥なる感情を誤魔化してあげたかったのかもしれない。
この場の雰囲気に流されている所は多大にあるのだろう。
だけど、瑛佑が”誘う”仕草を見せることで、美琴の羞恥心は薄れていくはずだった。
性のことに関してだけは、美琴はまだ初心なままでいる。
そのギャップが、瑛佑には楽しめる要素になっていたのだけれど…。

白い肌に実る、胸の紅い蕾が、ツンと立ち上がった。
指先でつまんでも、硬くなっているのが分かるし、唇で挟めばコリリとした感触が舌先に伝わってくる。
「は、…っぅん…っ」
小さな喘ぎ声が波音に消されていく。
「美琴さん…、もっと声出して大丈夫…。誰も聞いていないから…」
本能のまま…、ありのままの姿を見たいと瑛佑は懇願した。
いつもどこでも、どこか一枚の皮を被ったような人…。
生まれ育った世界なのか、生きている道なのか…。
だけど、丸ごと全部、素肌を晒した、瑛佑しか知らない人物を、感じたい…。
「美琴さん…」
まだどこか躊躇いの残る仕草を、全て剥いでしまいたかった。

唇を腹部から下肢に移動させる。
小ぶりの、それこそ、何に使われたのかと思うような性器を見つめて、舌先を伸ばした。
すでに濡れた先端は充分なほど瑛佑を受け入れ、興奮を宿していることを伝えてきた。
抱えた足が、緊張からなのか、痙攣するように震えた。
今更…。そう思いたいが、いつも以上に興奮しているのは自身も同じこと。
全ては普段とは違う環境が、官能的なものを生みだしてくれる。

窄まった蕾を舐め上げれば、相変わらずのように、戸惑いと羞恥を合わせた抵抗の声が聞こえる。
「や…っ、えいっ…っ」
「解さないと、でしょ。…美琴さん、いつも綺麗だけれど、今日は一段と…」
月明かりの下、波の上に浮かぶ空間…。
幻想的な全てが、美琴を飾り立ててくれる。空間はもちろんだが…、そこにいる唯一の人が、何よりも煌びやかだった。

どんな空気よりも熱い内筒が蠢き、瑛佑を迎えようとしている。
当て嵌めた灼熱は今にも爆発しそうなほどのマグマを背負っていた。
ゆっくりと押し込み、苦しそうに悶える美琴の髪を梳いて、腹も胸も唇も、全てを重ねていく。
すべてがピタリと当てはまった時、お互いから安堵の息が零れた。
キュウキュウと締め付けてくる肉壁に眉間が寄ってしまうが、離そうとしない感情の表れのようで嬉しさもこみ上がってくる。
「瑛佑…」
掠れるように囁かれる声に、答えるように瑛佑は何度もくちづけを返した。
「美琴さん…、ありがとう…。ありがとう…」
何に向けてはなった感謝だろうか。
大き過ぎて分からない。でもそれしか言葉が浮かばなかった。
ふわっと微笑んだ美琴が、やはり小さな声で心の奥の声を聞かせてくれた。
「あなたが喜んでくださるのであれば…」

我が儘を言ってもさりげなく叶えてくれる力は、瑛佑にはないものだとしても…。
お互いを思いあう気持ちだけは誰にも負けないと胸に刻む。
自分が返してあげられるものは、美琴を不安にさせない、頼られる感情。

涙ぐんでしまいそうになる状況を、腰を蠢かすことで誤魔化した。
「あぁぁっ」
高い嬌声を、今日は飲みこまなくてもいい。存分に聞ける環境にあるのだから…。
汗に濡れていく肌と、艶を増していく声音に酔いしれていく。

素敵な夏の旅行を、ありがとう…と…。

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美琴ちゃんのえちがないって書いたらk様に怒られた(?)ので急遽書きました。
思えばアンケでも結構な票を頂いていた美琴ちゃんなんですよね~。
何故そんなに人気があるのか?!不思議ですが。(不幸すぎなの?このふたり…)
これでどうかお許しください。


プライベートビーチ
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コメント

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おおっ!
コメントちー | URL | 2012-08-04-Sat 17:35 [編集]
な、なんと!お堅い秘書様の何とかが!
私の最初のイメージは、背が高くてキリリって感じだったんですよね。うーん。
瑛佑さん、幸せそうだから良かったあ。

ルンタッタ♪
No title
コメントたつみきえ | URL | 2012-08-04-Sat 17:53 [編集]
k様
こんにちは。

>ぅわーぁ、寸ません。無理言いまして・・でも、美琴っちゃん、何気に好きなんですよ~。何でも出来て家柄もよくて、美人でクールで・・こんなキャラほっとく手はないでしょ。幸せ感じて欲しいのですよ。もちろん英人も千城も大好きだけど。ありがとう、満足で~す?。

無理じゃないですよ。
書けない私が悪いんです。
美琴っちゃんにそこまで入れ込んでくださってありがたいです。
半ば、隠れキャラみたいなものなのに…。

そう…隠れていますけれど、家柄、本当に良いんですよね~。
しかもデキる秘書。
人前ではクールなんだけれど恋人の前ではちょっとねぇ…みたいな。
できなささが浮き彫りのところが…(え、ちがう?)
喜んでいただけた一話になれたようで良かったです。
コメントありがとうございました。
Re: おおっ!
コメントたつみきえ | URL | 2012-08-04-Sat 18:08 [編集]
ちー様
こんにちは。

> な、なんと!お堅い秘書様の何とかが!
> 私の最初のイメージは、背が高くてキリリって感じだったんですよね。うーん。
> 瑛佑さん、幸せそうだから良かったあ。
>
> ルンタッタ♪

お硬い秘書もなにか…。
イメージは覆ってしまっているでしょうか。
私も書いていた当初とはだいぶ違ってしまって…(←もうあとは読者様に任せるので詳細描写は書きません)
でも瑛佑も幸せ感じているんだねぇ。
ファイヤーのまわりをルンタッタしてほしいです。
コメントありがとうございました。
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