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BLの丘
新しい家族 31
2012-02-08-Wed  CATEGORY: 新しい家族
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。


和紀にしがみつく腕に力がこもる。
痛みから逃げたい体を押さえられて、どうにも動きが取れない。
押し付けられた熱棒が狭い場所を広げていく。
「…っ!!」
「ひなっ、ひなっ」
意識をどこかに飛ばしてしまいたい衝撃を、日生の名を呼ばれることで引き止められる。
潜り込んでくる圧迫感から逃れたい気持ちも相まって、息を吐き出した瞬間に、更に熱さが進んできた。
「んっ…、くっぅっ…!!」
「あと少し…。ひな…、ひな…、息を吐いて…」
今まで感じたことのない苦しさ。それなのに満たされていくものがある…。
『あと少し…』はしばらく続いたが、じっくりと埋め尽くされていく中で、日生は言われたようになんとか呼吸を続けた。
肩や胸、腰などを手のひらで擦られ宥められて、交わり合いを味わう。
共に湿った肌を重ねて、和紀の動きが止まった。
和紀の呼吸も乱れていたが、それでも日生を気遣ってくれているのは端々から感じられた。
「ひな…」
こんな”熱さ”は知らなかった。
体の中で脈打つものが直に伝わってくる。
「わ、き…」
掠れた声が漏れると、和紀は少しだけ笑みを浮かべて、髪を撫で上げてくれた。
「ひなの中、熱い…。うねってるよ…」
「和紀、くんも…、熱いよ…」
硬いものが体をいっぱいにしている。自分のものとは明らかに違う熱が体を焼いていくようだった。
「苦しい?」
「…すこし…」
正直に答えていいものかと躊躇いが浮かんだが、隠しても無駄だと頷いた。
「ごめんな…。でも、ありがとう…」
和紀は幾度も顔中にキスの雨を降らせた。
足を抱えていない方の手で、すっかり萎えてしまった日生の性器を握って擦ってくる。
ふるっとひと震えした体は徐々に快感を求め始めた。
その度に狭道が動くのだろう。和紀から辛そうな汗が流れてくる。
無意識にこの場を過ごす日生には何も分からないことだらけだった。
ピクリとまた体内に埋められたものが大きくなった気がした。それと同時に和紀が体を浮かせた。
僅かな動きでも当たる角度が変わって、日生はうめき声を上げる。
「ぅんっ!!」
「そろそろ大丈夫かな…。ひな、動くよ…」
「あ、和紀く…、んっ!」
日生の返事は聞きとめられず、みっちりと埋められたものが少しずつ抜かれていく。
その擦られる途中で、ピリッと痙攣するような痛みを味わう。痛み…なのか…。体の奥深くからせり上がってくるものに今までとは違う恐怖心を覚えた。
それがなんであるのか…。
腰を強く掴まれて、押し戻された灼熱がやはりその場所を掠めた。
「んっあぁぁっっ!!」
幾度も続けられる動きに、いつの間にか痛みから解放され、それどころか吐き出したい欲望に見舞われる。
直接性器を扱かれる快感とは明らかに違うことに、また体を作り変えられるような恐怖が日生を襲った。
「あぅんっ!!和紀くんっ!!」
「あぁ…いい…。ひな…っ」
和紀の掌で包まれるとあっという間に白濁が散った。
「んんっっっ!!」
「はぁ…っ!」
一旦は動きを止めた和紀だったが、すぐに抽挿を再開させる。
いつもと違うのを誰よりも日生が感じていた。余裕のない和紀であるのはその動きにも滲み出ているのだろう。
「あぁぁっっ、だめっ、おかしくなる…っ!!」
これまで味わったことのない激しい快感が日生の全身を包んで狂わせていく。
それが怖さにつながる…。
「いいよ、ひな…。乱れるひなは俺だけのものだから…」
体内の粘膜が和紀に絡みつくのを自分でも感じるくらいだった。
自分の体とは思えない激しい快感が次々と繰り返される。
「あぁっ、わ、わ、く…っんっ!!」
もう和紀の名前を呼んでいのか喘いでいるのか日生も分からなくなる。
とにかく体が熱い…。和紀に”焼かれる”という言葉が似合う。
包まれる身体、挟みこまれる屹立、全てが日生を焦がしていく…。
和紀が腰を掴む力を強くした。そして激しい動きに変えた。
「あっ、ぁっ、あぁっっ…」
「ひなっ、ひなっ、愛してるよ…」
全身を抱き締められて、その熱が伝わってくる。言葉が最大の武器。
また湧き上がる放出の時。きゅうっと締めた最奥に、一番熱いものが打ち当てられる。
「んっ!」
「クッ!」
自分が吐き出す気持ち良さはもちろん、満たされる感覚は和紀だからこそなのか…。
初めて知った充足感は、初めて聞いた和紀の言葉と共に日生に刻み込まれた。
お互いのじっとりとした肌が重なり合う。
「ひな…」
「わ…」
喘ぎ過ぎて掠れた声は名を呼ぶことすらままならなかった。
だけど伝わるものはある。長年過ごしてきた、暗黙の了解のもののようなものか。
今までとは全く違う、身も心も満たされた行為に、この手を離したくないと日生はまた強く和紀にしがみついた。

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コメント

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どきどき
コメントちー | URL | 2012-02-08-Wed 18:34 [編集]
うー、ドキドキしました。
何とかひなちゃんも、大人になりましたねえ。
お兄ちゃんも、良く頑張った。
ひなちゃん、お熱出ないと良いけど。

まあ、お熱出たらけいったん先生と看病します(笑)
(勝手に決める人)

Re: どきどき
コメントたつみきえ | URL | 2012-02-09-Thu 10:48 [編集]
ちー様
こんにちは。

> うー、ドキドキしました。
> 何とかひなちゃんも、大人になりましたねえ。
> お兄ちゃんも、良く頑張った。
> ひなちゃん、お熱出ないと良いけど。
>
> まあ、お熱出たらけいったん先生と看病します(笑)
> (勝手に決める人)

日生、ようやく大人の仲間入り?!
でもまだまだ知らないことだらけでしょうからお兄ちゃんに教えてもらいましょう(笑)
お兄ちゃんのリードがあったおかげで訳も分からないうちにロストバージンだった日生でした~。
お熱出たら…。
看病してあげてください。
きっと付きっきりで離れないウザイのがすぐそばにいると思いますが(笑)
コメントありがとうございました。

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