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BLの丘
2011年 クリスマスツリーの下で 5
2011-12-20-Tue  CATEGORY: 『想』―sou―
街のどこからでも見えるであろう、ストラトスフィアタワーに行こうと話が出たのは、天気も良い日のことだった。
塔の最先端までは350メートル。そんなところにアトラクションがあるというのだから驚きである。
ラスベガスの空に放り出されるような乗り物ばかりだ。
展望台で360度の景色を眺めたあと、アトラクションを前にして目を輝かせる人と絶句する人の二組に分かれた。
千城「ラスベガスは夜景も綺麗なところだからな。昼と夜と二度楽しめばいい」
日野「いやいや、昼も夜も俺、このアトラクションたちは勘弁だ…」
神戸「僕も…。まだ命は惜しい」
那智「おもしろそうなのに」
英人「乗ってる人、みんな楽しそうだよ」
久志「良く作ったもんだよ」
一葉「お、俺は…」(ビクビク)
安住「一葉、無理しなくていいんだからね」
佐貫「成俊、おまえはやめておけ」
成俊「え~、どうして?」
佐貫「ダメだ。あんな危険そうな乗り物」
成俊「っていうか、光也が怖がっているだけじゃん…」
安住「確かに。ネジの一つも外れたら…っていう不安はあるかな」
年齢を重ねるごとに無謀な行動を避ける慎重さを持つものだろうか。
雅臣が目を輝かせている姿を見ては、龍太もどこまで好奇心旺盛なのかと呆れたい気分になった。
とりあえず、一度は自分で体験しなければ気が済まない性格だ。苦手なものは何もないのか…。
龍太は過去に経験しているので免疫力が違っている。

まずはてっぺんから制覇しようということで、先端にあるフリーフォールを目指した。塔の、まさに最先端。
無邪気に楽しもうという子供たちを引き止めることなどできなく、英人と那智、成俊、久志、安住が続いた。
一葉「きょ、享利さんも乗るの?」
安住「体験してみるのも悪くないかなと思って」
一葉「……(どうしようか考える)……」
千城「神戸も来い」
神戸「えぇぇ~っ!嫌だよ~っ!何の罰ゲーム~?!」
千城「カジノで散財しまくってくれただろう。どんな顔をするのか見るのもおもしろい」
神戸「イジメだ~っ!!!」
日野「だからわきまえろって言ったのに…」

雅臣「安全確認のために我々も同行いたします(営業スマイル)」(←)
結局日野と佐貫を残して、乗り場へと並んだ。
落ちる可能性がある装飾品は待つ二人に預けることにする。
那智「カメラ持って乗れればいいのにね~」(見えるものを記録に残したいらしい)
久志「…どんな余裕ぶりだよ…(驚)」
日野「しっかり景色を楽しんでこいよ」
手を振って見送ろうという日野の手をすぐに久志が掴む。当然嫌な予感しかない日野だ。
久志「日野、おまえも来いよ。神戸さんも乗るんだからいいだろう」
日野「冗談じゃねーよっ!!」
久志「あとで何かご褒美あげるから(ニヤリ)」
全員「……(どんなご褒美なんだろう…???)……」
力ずくでは日野は到底久志に敵わないので、喚いても無視されて着席させられることとなった。
四角形に席が設けられており、見られる方向が異なる。横に4人、並んで座れるため、腕を掴まれたままの日野はそのまま久志の隣に収まった。
英人、那智、成俊の3人の席と、千城、神戸、一葉、安住と並んでいる。
日野と神戸が並んで座りたがらなかったのは、お互いに脅えているところを見られたくない見栄もある。
隣に添乗員が着いた。

日野「ぜってー、恨んでやる~っ」
久志「手でも繋いでてやろうか?」
フッと笑った久志が、冗談なのだろうが日野の掌を握った。日野は改めて、でかい手だな~などと思ったものだ。
その手はすぐに振りほどかれたけれど…。
龍太「…(見なかったことにしてやろう)…」
それぞれ期待と恨みを抱えて乗り込んだ先。スタートしてからは、色々な意味で全員から絶叫がもれていた。

佐貫「…(ポツリ)…叫び声を聞くと犯罪にでも巻き込まれているのかと思うな…」
佐貫の中ではここに乗り物を作ったことが、犯罪級だと思えた。なければ乗ることもない。
見上げた成俊の顔は笑っていたが…。

英人「みーんな見渡せるね~」
成俊「思ったより怖くないね」
那智「本当だよ。これならカメラ持って来れたんじゃない」
数度のスライドの動きの中でもしっかりと目を開けていた3人だった。
しかも会話までしている余裕ぶり。

あまり長くない時間だった、と感じるかどうか…。
地に足をつけた時、神戸は千城の腕につかまっているような状態で、日野も久志にもたれかかっていた。
日野「足元、ふらふら~」
久志「大丈夫かよ、ほら」
結果、日野は腰をかかえられて神戸の前に登場したのである。
神戸「それが『ご褒美』か~~~っっっ!!!」
この場合、ご褒美とお仕置き、どう分かれるのだろう…とその場にいた全員が思ったかどうだか…。
そしてその先で売られていた写真には、必死の形相で久志の腕に縋りついている姿がバッチリと映っていた。
添乗員の気遣いは全く無意味だったわけだ。
日野「勝手に撮ってんなっ、こんなもん~っ!!!」
日野は下りてからも絶叫続きである…。

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描写がいい加減なんですけれど、こんな乗り物です。
ビッグショット
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コメント

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No title
コメント甲斐 | URL | 2011-12-20-Tue 23:24 [編集]
ビギナーズラック!!で大喜びで遊園地へGOですか
ご褒美かお仕置きか、微妙です
わたしは地上で荷物番してますけどね

龍太&雅臣は仕事熱心ですね
彼らのおかげで『遠足』の企画はすばらしいんですね
Re: No title
コメントたつみきえ | URL | 2011-12-21-Wed 08:16 [編集]
甲斐様
おはようございます。

> ビギナーズラック!!で大喜びで遊園地へGOですか
> ご褒美かお仕置きか、微妙です
> わたしは地上で荷物番してますけどね

何をしても全開で楽しんでおります。
数日間の出来事を端折って書いているので、これが何日目のことなのかは不明…(汗)
日野はどっちを手に入れるんでしょうか。
あら、甲斐様は私と一緒に行くんじゃ…(o´艸`o)

> 龍太&雅臣は仕事熱心ですね
> 彼らのおかげで『遠足』の企画はすばらしいんですね

知り尽くした素晴らしい添乗員です。
満喫しまくれるプランだと思います。
ついでに自分たちも(?!)
コメントありがとうございました。

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