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BLの丘
色男の憂鬱 7 (策略SS)
2009-09-07-Mon  CATEGORY: 策略はどこまでも
夜も更けた頃、俺たちはその店を後にした。
明日、まだ仕事があるというのに、部長たちは次の店に行くという。
日曜日は休みの企業も多いので、当然物流量だって少なく、平日に比べればのんびりまったりムードで仕事をしているのだが、仕事全てがなくなるわけではない。
明日も出勤の俺は、たぶん明日、部長がほとんど仕事をせず(現場に下りずデスクワーク)に一日を過ごすのだろうと想像がついて思わず溜め息が漏れた。

…そうだよな…、あの酒好きな部長がせっかく飲みに出て、この程度で帰るわけがない…。
さすがに一年近く一緒にいれば性格だって把握できてくる。

当然のように高柳さんと美人さんの(高柳さんが止めるのも聞かずに結局全員に名刺を配った)桜庭さんは駅の方へと肩を並べて帰って行った。
桜庭さんは、「どんなに小さい機械とかでもいいですから、何かお話を聞いたら情報をくださいね」と言っていくのを忘れずに…。

二人の後姿を見送っていた黒川部長が、そういえば…と何かを思い出したように呟いた。
「高柳の奴、住所変更の手続きをとってたなぁ」
「え? まさか結婚?」
「いや、さすがにそれは無理だから、ま、同棲ってとこだろ」
「こりゃ、週末休みを増やしてやらないとあの子に恨まれるんじゃないかぁ?」
「大丈夫だろ、高柳の体力なら。むしろ日曜休みだけは減らしてやらないとこっちの会社に恨まれそうだよな?」 (←絶対に一日中ベッドから出ないと想像している)
倉林部長と絶妙なやり取りを交わしながら、先程頂いた名刺をぴらぴらと振って見せる。
「それもそうか。(←納得している)…それより、高柳、うちの部に寄越せよ。たっぷりしごいてやるから」
「それはそれでまたあの子に恨まれそうだ…」

もちろん…。もちろん、こんな会話が常に繰り返されることになろうとは高柳さんはもちろん、俺だってこの時は想像していなかった。
だけど確実にその時はやってくる。
当然、会話は事務所内に留まらず、社内無線という社内放送のような媒体を経て…。

この時に俺は誓った。たとえ彼女ができようが、絶対に部長たちには漏らさないと…。
そして、無線の音量は常にMAXで、いつでもチャンネル変更をできるように心がけた。
その先に広がる闇は深い…。

☆終わり☆

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やっぱり強引に終わりに持っていった…(汗
石投げられそうだ…

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