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BLの丘
見下ろせる場所 43
2011-08-17-Wed  CATEGORY: 見下ろせる場所
R18 性描写があります。閲覧にはご注意ください。


状況を咄嗟に判断するのは皆野にとって得意分野といえることかもしれない。仕事上培ってきた『慣れ』でもあるけれど…。
今だって慎弥が何を望むのかなど、嫌というくらいに知れてくる。
どれだけ「嫌々」を繰り返そうが、それがどんな意味を持っているのかを探るなんて、お手のものだった。
それを分かっているはずなのにわざとらしく慎弥をからかうから、その態度が気に入らないのだろう。
挙句の『皆野、嫌い』発言だ。
しかし、その全てが頬を緩ませるのだから重症とも言えそうだ。

「慎弥、足、開いて…」
「やぁっ」
「じゃあ何もしないよ」
胸を散々に弄くりまわしていながら、一向に触れない腿を擦り合わせてモジモジとしている慎弥を知っていた。
慎弥に跨っていた皆野の怒張からも、零れてくる体液があることを、腹や腿に擦りつけたことで知られているはずだ。
ベッドの脇にそっと避け、取りだしてあった潤滑剤のボトルから液体を掌に出しながら告げた。
掌で温めている光景を潤んだ瞳が見上げていた。
前回は強引に皆野が慎弥の両脚を割り開いていた。それを自分でしてという皆野の強請りに大きな戸惑いを浮かべる。
これを皆野がやってしまえば、「やられた」という口実になるのだろう。
昂らせて放置している状態だ。上から見下ろしていれば、それでも羞恥に耐えられなかったのか、体を丸めて向こうを向いてしまった。
「ちょっ…、慎弥?!」
その態度は、もうこれ以上はいらないという、拒絶にも見えた。
本当に何もしなくてもいいという気持ちなのか?!
一瞬でも冷静さを欠いたのは皆野の判断ミスと言えたのだろうか。
潤滑剤を手に出していた手で、慎弥のどこに触れたらいいのかと焦りが浮かぶ。
慎弥の体の上からどいてしまったことも、押さえつけられない一因となって返ってくる。
むしろ、お預けを喰らったのは皆野の方だ。
「慎弥、こっち向けって」
「やだっ」
「分かった。俺が全部するから」
最後には妥協するしかない。…というか、ヤることは同じなのだからあまり変わらないと思うのだが…。
慎弥にとっては「自分でする」か「人にされた」かで大きな違いが生まれるようだ。
結局慎弥を焦らすことにも失敗して彼のいいように流されていくことになる。
皆野が焦らせたのはここまでだ…。

仰向けに直った慎弥の足の間に割りこみ、「せめて膝を立てて」と懇願する。
ここまでくれば箍がはずれるのか、素直に従ってくる。全くもって、その基準が分からない皆野だった。
だからといって「膝を抱えて」は絶対に拒絶されるのだろう…。
広げられた狭間に温めた液体を塗り込んでいく。気を反らすように、雄芯への掌での愛撫も忘れない。
ツプリと潜り込んだ指がゆっくりと根元まで飲みこまれていく。
絡みついてくる内壁の熱さに潤滑剤がもっと柔らかく馴染んでいった。
「あぁぁぁ…っ」
異物感なのか圧迫感なのか、慎弥からは絶え間なく艶かしい声が漏れてくる。
この声を聞いているだけで、自慰でも何でもできそうだと、皆野は思ってしまうくらいだ。
狭い入口を円を描くように回して弛め、指を増やしていく。
中のイイところを掠めるたびに、過去の体験を思い出すのが、ブルブルと大きく震えて収縮が強まる。

皆野は自身の昂りにも潤滑剤を塗り込めた。こちらは焦り過ぎたせいか、まだ冷えたままだったが、気を鎮めるのにちょうどいいくらいだ。
慎弥の両脚を抱え、柔らかくした肉襞に二度三度と先端をあてはめる。
慎弥が手を伸ばしてくるのが見えて、皆野は慎弥の細足を肩に担ぎあげた。体を二つ折りにでもしてしまうかのような体勢だ。
その時に亀頭が深く抉っていく。
「あああっっ!!!」
空中を彷徨ったはずの慎弥の腕が強く皆野の首裏を捕まえた。
ぎゅぅっと抱き締められるこの瞬間が悦ばしい。
苦しい思いをさせているのは百も承知だが、この辛さを耐えてでも皆野と一つになろうと思ってくれる姿はあまりにもいじらしい。
さらに、この先にある快感を求めて、早くから興奮してくれることも…。
「慎弥…。慎弥…、愛してるよ…」
嬌声の間に聞こえているのかどうかも分からない囁きが、荒い息と共に皆野から零れる。
ゆっくりと、怒張は蠢く秘孔の中に飲みこまれていった。

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