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BLの丘
夏の遠足 6
2011-07-19-Tue  CATEGORY: 『想』―sou―
深夜の浴場に現れた存在に、視線を交わす人間がいる。龍太と雅臣だった。
龍太「…逢引???」
過去にもそれらしい状況があった。しめしあわされたとしたなら、邪魔なのは自分たちだ…と居心地の悪さを覚える。
日野「逢引、ちがーうっ!!!お願いですから変に誤解与える発言はやめてください。(長流にはぜってー聞かれたくねぇ)つか、ヒサシ、こんな時間にいるなよっ!!」
久志「日野こそ来るなってーのっ!!」
文句言いつつもどこか楽しげな二人だった。思いっきり本音で語れるところが嬉しいらしい。
こんな時間が持てることを知るから何となしに足を向けてしまうのか…(それはそれでちょっとマズイけど…)

軽く体を流した日野がスーっと久志の横を陣取ってくる。
日野「疲れた~」
体をのびのびさせる日野に龍太がどうしたのかと尋ねた。バーベキューでの疲労ならすでに解消されている…のは龍太だったから。
日野「いや…ちょっと…」
久志「神戸さんといいことしてたのかよ~」
日野「はっきり言うな~~~!!!」
龍太「…公言してるよ…」
雅臣「…(逃げ場がない…)…」(←展望風呂には、露天風呂もなかった~)
久志「つか、初めて見たわ~。神戸さんの動き。神戸さん、やっぱ、いーよー」(←チューを思い出してる)
日野「それ、俺の前で言う?」
久志「日野って絶対いい思いしてるって~」
日野「…(男の基準はよく分からない…)…」
龍太「ヤるだけの基準、作らない方がいいと思うけど…」
雅臣「何?!その『基準』っ?!」
龍太「あー、…えー…」
久志「(ボソ)比較対象が作れるくらいの経験値アリデスカ…」
日野「人のこと言えねーだろーっ。おまえ、経験、積みすぎーっ!!!」(←興味あるとか言わない)
さりげない(?)発言にて龍太は冷汗をかき、言わずとも久志の過去が知られた。
だけど堂々と開き直っているのは、さすがに過去を知りつくした那智の存在があるからなのか…。隠すこともしない。
そこは天下無敵っぽい。
龍太「…散々に言われている気がする…」
雅臣「後でじっくり話を聞いてやる」
龍太「雅臣さん、こいつらと一緒にしないでよ~。純度が違いますから~」
久志「『純度』?!」
日野「(ボソ)…俺、一番純度高い…」(←男経験、神戸以外なし)

久志「新鮮だーっ」
日野「『新鮮』言うな―っ」
龍太「(ある意味びっくり…)…(あの神戸を相手にしていて…)まさか他、未経験とは…」
日野「驚くところ、ちがってるからーーーー」
雅臣「まさに『経験値』の違いだね(爆弾)」
龍太「ε=┏(; ̄▽ ̄)┛冷汗」
雅臣「『鮮度』分かるんでしょ?龍太」(←半ば嫌味)
龍太「えー…(ボソボソ…)」
久志「雅臣さん、その『鮮度』、自分まで落としてるから…」
雅臣「Σ (゚Д゚;)」
龍太「雅臣さんになんてことをっ!!!」
久志「…、いや、鮮度、分かるって経験ありって言ってるようなもんじゃん…」
日野「(ボソ)…みんな、経験ありかよ…」(←純情日野っち~)
久志「神戸さん、一番美味しいとこもっていったのか…」
日野「感心するなーーっ!!!」
龍太「熟したほうが美味いって話もあるけど…」
久志「それ、年上相手の自慢???」
雅臣「僕出る!!もう帰る!!」(←完全に墓穴掘った)
龍太「そうですね。大浴場は危険です」(←もともと来たくなかった人)
包み隠さず話されることに、昼間同様、慌てふためいた雅臣は、自分が大浴場に行きたいと強請ったくせに、さっさと退く羽目になった。
これ以上付き合いきれない、あまりにも堂々とした発言だらけには言葉も出てこない…。
日野ではないが、少しは恥じらいを持っていただきたい…と思う…。
体育会系はどうしてこうも堂々としていられるのか…。

添乗員の二人が出ていけば、シーンとした浴室に注ぎこまれる温泉の音だけがする。
体を伸ばした二人の裸体が、深夜の浴槽に揺らめいていた。

日野「で、ヒサシ、また那智君に拒絶されてるわけ?」
久志「昼間、神戸さんにちょっかい掛けたことを根に持たれてんの。部屋入るなり激しい蹴り、食らってさ…。あんなの、ちょっとしたジョークだっていうのになぁ」
日野「ヒサシが言うと冗談に聞こえないし…。ナンパ男、地でいってるだろ…」
久志「本気じゃないから安心しろって」
もちろん本気になんかしていない日野である。
那智から蹴りを食らったところで、久志にしてみれば赤ん坊に叩かれた程度のものだろう。わざと蹴られているのもなんとなく知れた。
人前でこそ表立って嫉妬の嵐なんて吹かせない那智だけど、それなりに思うところはあるはず。
そうやって相手の気持ちを確かめたがる久志の態度は、少しばかり子供っぽい仕草であったが、表現されて嬉しいことなのだとも理解できる。
神戸のように堂々と表現されるのも些か問題があったが、何の反応もないよりはずっといい。
日野「蹴り食らったかぁ。思われてるね…」
久志「日野もだろ…」
お互い、フッと笑みが浮かんだ。
大事にしたいのも大事にされているのも良く分かること。
ふとした仕草の中から感じられる愛情。
こぽこぽと流れてくる湯が心も身体も癒してくれる。

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(書きたい…書きたいけど地雷踏みそうで怖い…。せめて傷心の久志にチューくらい…)(←)
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コメント

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No title
コメントumeko | URL | 2011-07-19-Tue 07:08 [編集]
おはようございマフ。
起き抜けに訪れてみたらなんて事に....
持論ですが、男同士のお友達同士は触りっこ位はデフォ....いや、何でも無いです。失礼しました。
No title
コメント甲斐 | URL | 2011-07-19-Tue 18:10 [編集]
温泉の中で何してるんだか…
日野ちゃん、男は一人ですけど女性は結構豊富でしたよね
それに、ほら、ここで唯一リバなカップルじゃなですか
いろんな楽しみを知っているっていう点では豊富かも

ん~鮮度と熟成度・・・どっちも捨てがたい魅力でしょう
Re: No title
コメントきえ | URL | 2011-07-20-Wed 21:49 [編集]
umeko様
こんばんは。

> おはようございマフ。
> 起き抜けに訪れてみたらなんて事に....
> 持論ですが、男同士のお友達同士は触りっこ位はデフォ....いや、何でも無いです。失礼しました。

男同士のお友達はね~~~。
いろいろあると思います。
それくらいは?!…え、えぇ…、ま、ね…。
コメントありがとうございました。
Re: No title
コメントきえ | URL | 2011-07-20-Wed 21:51 [編集]
甲斐様
こんばんは~。

> 温泉の中で何してるんだか…
> 日野ちゃん、男は一人ですけど女性は結構豊富でしたよね
> それに、ほら、ここで唯一リバなカップルじゃなですか
> いろんな楽しみを知っているっていう点では豊富かも
>
> ん~鮮度と熟成度・・・どっちも捨てがたい魅力でしょう

うんうん。日野、人のこと言えないくらい女性とは仲良しでしたよね。
(あー、忘れていた、リバ←)
そういった意味では確かに経験値、高いです…。
鮮度と熟成度…。両方持っているのも日野ならではですね。
コメントありがとうございました。
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